群馬県道・長野県道43号下仁田軽井沢線

群馬県道・長野県道43号下仁田軽井沢線

群馬県道・長野県道43号下仁田軽井沢線は、群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧を起点とし、長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東の新軽井沢交差点を終点とする主要地方道です。この道路は、古くから中山道の脇往還として利用され、「姫街道」とも呼ばれていました。

概要

下仁田軽井沢線は、群馬県側から上り、和美峠を越えるまでの区間は、沿道に美しい紅葉が見られることから「もみじライン」と呼ばれ、道路標識にもそのように表記されています。この区間は、秋になると多くの観光客で賑わいます。

和美峠を越えて長野県側に入ると、傾斜は緩やかになり、周辺にはプリンスホテル系列の施設が立ち並ぶ「プリンス通り」となります。この区間は、大正時代に堤康次郎が開発したもので、後藤新平の助言により、当時としては非常に広い幅員で設計されました。

路線データ

起点：群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧
終点：長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東（新軽井沢交差点）

歴史

1924年（大正13年）：堤康次郎が、新軽井沢と南軽井沢を結ぶ幅約36メートル、長さ約2,180メートルの大型道路（現在の「プリンス通り」）の建設に着手。道路の両側に別荘を建設し、分譲しました。
1959年（昭和34年）8月1日：下仁田軽井沢線が認定されました。
1976年（昭和51年）4月1日：主要地方道に指定されました。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、県道下仁田軽井沢線が下仁田軽井沢線として主要地方道に再指定されました。

地理

通過する自治体は以下の通りです。

群馬県
甘楽郡下仁田町
長野県
北佐久郡軽井沢町

交差する道路

下仁田軽井沢線は、以下の道路と交差します。

群馬県
国道254号（甘楽郡下仁田町大字南野牧、起点）
妙義荒船林道（甘楽郡下仁田町大字西野牧）
群馬県道92号松井田軽井沢線（甘楽郡下仁田町大字西野牧）
長野県
長野県道92号松井田軽井沢線（北佐久郡軽井沢町大字発地）
妙義荒船林道（北佐久郡軽井沢町大字発地）
国道18号碓氷バイパス、軽井沢バイパス（北佐久郡軽井沢町大字長倉、南軽井沢交差点）
国道18号（北佐久郡軽井沢町軽井沢東・新軽井沢交差点、終点）

脚注

この道路は、歴史的な背景と美しい自然景観が魅力です。
特に紅葉シーズンには、多くの観光客が訪れます。

関連項目

群馬県の県道一覧
* 長野県の県道一覧

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