羽原信義

羽原信義について

羽原信義（はばら のぶよし、1963年6月21日生まれ）は、広島県福山市出身の日本の男性アニメ演出家、監督、アニメーターです。彼は、株式会社SUNRISE BEYONDの取締役を務め、また、株式会社ジーベックの代表取締役社長に就任したことでも知られています。自らの道を切り開く姿勢と、多才なクリエーターとしての活躍を続けています。

来歴

羽原は福山市立城東中学校を卒業後、広島県立大門高等学校で学びました。高校在学中にアニメサークルを立ち上げ、自主制作のアニメ活動を行っていました。1982年、彼は上京し本格的にアニメ業界に身を投じることとなります。最初は葦プロダクションに入り、その後1995年にプロダクション・アイジーの子会社としてXEBEC（ジーベック）を下地志直や佐藤徹と共に設立しました。

羽原はアニメーション制作において、演出家に留まらず作画[[監督]]、キャラクターデザイン、メカニックデザインなど広範囲な役職を経験し、企画やプロデューサーとしても実績を上げています。このように、彼は「マルチクリエーター」としての地位を確立しました。異なる名前や別名義で活動することも多く、はばらのぶよしや近衛真守などが彼の別名義です。また、私生活では元アニメーターの羽原久美子（旧姓伊藤）と結婚しています。

羽原は2007年にプロダクション・アイジーの持株会社化に伴い、XEBECがIGポートの連結子会社となることに参加。その後も2018年にXEBECの代表取締役社長に就任し、映像制作事業を親会社のサンライズに譲渡したことで、2019年にはXEBECがプロダクション・アイジーに吸収合併され解散するという大きな変革に関与しました。2019年3月1日からは株式会社SUNRISE BEYONDの取締役として活動し、2024年3月には定年退職を迎える予定です。

また、羽原は2018年10月から広島県福山市にて開催される「フクヤマニメ」というアニメイベントの立ち上げにも関与しており、イベント名及びロゴデザインも手がけています。

エピソード

羽原はタレント中嶋ミチヨの熱心なファンであり、アイドル時代からの彼女を応援していることは知られています。自身のファンサイトでの活動やアニラジへの出演時には中嶋の曲を紹介することもありました。さらに、自らが監督したアニメ『D・N・ANGEL』では、重要なキャラクターとして自らも声を担当するなど、自己表現の一環としてアニメ制作を楽しんでいます。

彼のデザインした敵メカの名称には自身の名をもじったものが登場し、作品に彼の影響を感じさせます。また、ラジオ番組の中で架空の特撮ヒロイン「電光戦士マミリンダー」のコスチュームデザインも手がけており、幅広いディレクション能力を示しています。

主な参加作品

羽原の参加作品は非常に多岐に渡ります。テレビアニメでは、1983年の『亜空大作戦スラングル』や1985年の『超獣機神ダンクーガ』、さらには2003年の『D・N・ANGEL』などがあります。他にも『機動戦士Ζガンダム』や『蒼穹のファフナー』、『宇宙戦艦ヤマト2199』、さらには最近の『境界戦機』なども手がけており、その多様性が伺えます。

劇場版やOVA、ゲーム、さらにはWebアニメでも多くの実績を持ち、数え切れないほどの作品に関わってきました。特に、『魔法先生ネギま!』や『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』など名作においても彼の貢献が見られます。

このように、羽原信義は長年にわたりアニメ業界で数々の役割を果たしてきたクリエーターであり、これからもその影響を与え続ける存在であり続けるでしょう。

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