羽生オフレールステーション

羽生オフレールステーションについて

羽生オフレールステーション（はにゅうオフレールステーション、略称羽生ORS）は、埼玉県羽生市藤井下組に位置する、日本貨物鉄道（JR貨物）の施設です。この施設は、鉄道コンテナの集配を行い、地域の物流を支える中心的な役割を果たしています。

概要

羽生オフレールステーションは、埼玉県北部および群馬県南部において、コンテナ貨物を集め、拠点となる貨物駅に配送する機能を持つ重要な拠点です。具体的には、12ftおよび大型20ftのコンテナを取り扱っており、需要に応じた貨物輸送を行っています。また、越谷貨物ターミナル駅との間には1日5往復、宇都宮貨物ターミナル駅との間には1日2往復のトラック便も運行されており、スムーズな輸送を実現しています。

歴史

羽生オフレールステーションは2000年10月10日に設立されました。この地域には当時、貨物駅がなく、周辺の物流に不便を強いていました。そこで、JR貨物は羽生市周辺の利便性を向上させるためにこの施設を開設したのです。設立以降、羽生オフレールステーションは地元の商業活動において重要な役割を果たしてきました。

利用状況

施設の利用状況は年々増加しており、以下のようなデータがあります。2002年度では発送14,720トン、到着22,690トンを記録し、2005年度には発送22,514トン、到着58,245トンという結果でした。このように、羽生オフレールステーションは発展を続け、地域経済を支えています。

施設周辺

羽生オフレールステーションは、周囲が羽生市街地の工場、田畑、住宅地などが交じり合う立地にあります。近隣には日本精工埼玉工場や東京インキ羽生工場、そして羽生市役所、利根川などがあります。また、羽生オフレールステーションから最寄りの鉄道駅は東武鉄道羽生駅で、距離は約3.2kmとなります。JRで最も近い旅客駅は宇都宮線の栗橋駅ですが、こちらは約13km離れています。

輸送距離

トラック便についても注意が必要で、越谷や宇都宮の両貨物ターミナル駅までの距離はおおよそ50km前後となります。さらに、羽生オフレールステーションから最も近い貨物駅は高崎線の熊谷貨物ターミナルで、直線距離は約20kmです。このように、羽生オフレールステーションはアクセスの面でも工夫が求められる場所にあります。

羽生オフレールステーションは、地域の物流の重要な拠点として機能し続けています。

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