聖パウロ修道会

聖パウロ修道会について

聖パウロ修道会は、福者ヤコブ・アルベリオーネ神父によって1914年にイタリアのアルバで創立されたカトリックの男子修道会です。総本部をローマに置き、「社会コミュニケーションを用いて全ての人々にキリストの言葉を伝える」という使命を掲げています。

修道会の名称は使徒パウロに由来し、会員は司祭と修道士で構成されています。現在では世界30以上の国と地域で活動しており、書籍や雑誌の発行・普及、テレビ・ラジオを通じた情報発信など、多岐にわたる分野で宣教活動を展開しています。また、聖パウロ女子修道会、師イエズス修道女会とは「パウロ家族」として連携し、互いに協力しながら活動を進めています。

日本における活動

日本では、宗教法人カトリック聖パウロ修道会として活動しており、日本管区修道院を東京都新宿区に置いています。その他、大阪と福岡にも修道院があります。1934年からメディアを通じた宣教活動を開始し、カトリック出版社「サンパウロ」を運営しています。以前は「中央出版社」という名称でしたが、1995年に現在の名称に変更されました。

出版事業では、カトリック関連の書籍や月刊誌『家庭の友』の発行、宗教音楽CDの制作などを行っています。また、全国各地に直営書店「サンパウロ宣教センター」を設置しており、オンラインショップ「パウルスショップ」も運営しています。これらの活動を通じて、人々にキリスト教の教えを広めることを目指しています。

文化放送との関わり

聖パウロ修道会は、文化放送の設立にも深く関わっています。1952年から株式会社組織に改組される1956年まで設立・運営に携わり、改組後も筆頭株主として経営に関与しています。現在も取締役を派遣しており、現在の日本管区長である澤田豊成神父が文化放送の取締役を兼任しています。

聖パウロ学園高等学校

東京都八王子市にある聖パウロ学園高等学校は、聖パウロ修道会によって創立されました。当初は若年修道者の教育機関として設立されましたが、生徒数の減少により経営が困難になり、現在は修道会は経営から撤退しています。以前は修道院が併設されていましたが、現在は修道士は常駐していません。なお、学校は現在の場所に移転する前は、東京都港区赤坂にあった修道会の敷地内にありました。

関連情報

聖パウロ修道会に関連する人物・組織として、創立者のヤコブ・アルベリオーネ、女子パウロ会、師イエズス修道女会、聖パウロ学園高等学校、使徒パウロなどが挙げられます。より詳しい情報については、聖パウロ修道会サンパウロの公式サイトやパウルスショップのオンラインサイトをご覧ください。

外部リンク

聖パウロ修道会サンパウロ)
パウルスショップ)
* Società San Paolo) (イタリア語、スペイン語、英語、ポルトガル語、フランス語)

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