聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校は、茨城県取手市山王に位置する私立の女子中学校・高等学校です。聖徳大学の附属学校であり、「取手聖徳」の通称で親しまれています。中学校は2023年3月に休止しましたが、高等学校では特色ある教育を展開しています。

沿革

1933年、川並香順・孝子夫妻によって東京市大森区に聖徳家政学院が設立されたのが始まりです。1982年には、学園創立50周年記念事業として取手市に高等学校と中学校の設置が決定し、1983年に聖徳学園短期大学附属聖徳高等学校が開校しました。

その後、英語科や体育科の新設、聖徳大学への改称などを経て、2010年に現在の校名である聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校に改称しました。

2019年には、経営資源と教育力を松戸校へ統合する目標のもと、中学校・高等学校の生徒募集を休止することを公表しましたが、2023年には高等学校の生徒募集を継続し、2024年度から普通科に児童保育コースと看護コースを新設することが決定しました。

教育組織

高等学校には以下のコースがあります。

普通科
吹奏楽コース
児童保育コース（2024年度新設）
看護コース（2024年度新設）

過去には、特別進学コース、総合進学コース、音楽科などが存在しました。

中学校には、休止前に特別進学コース、進学コース、音楽コースがありました。

特色ある教育

女性キャリア

文部科学大臣より教育課程特例校に指定され、2010年4月から特別な教育課程「女性キャリア」がスタートしました。これは、社会における女性の可能性を広げることを目的としたプログラムで、学力向上とともに、正しい選択肢を選ぶ力を養うことを目指しています。

礼法

小笠原流礼法を週1回、1時間の必修授業として取り入れています。卒業時には、中学校で「小笠原流礼法若紫の傳」、高等学校で「小笠原流礼法花鬘の傳」が授与されます。

シリーズコンサート

全生徒が原則として年に3回ほど聖徳大学の川並記念講堂で行われるオーケストラ鑑賞や映画鑑賞会に参加します。ウィーン少年合唱団などのコンサートも開催されています。

交通

取手駅、藤代駅、守谷駅など10駅からスクールバスが運行しています。路線バスの場合は、関東鉄道バス「山王局」停留所が最寄りです。

系列校

光英VERITAS中学校・高等学校（旧・聖徳大学附属女子中学校・高等学校）

著名な出身者

大崎千聖（陸上競技選手）
合田智子（元プロ野球選手）
為近あんな（元グラビアアイドル）
* 山口真未（競輪選手）

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校は、豊かな教育環境の中で、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばし、社会で活躍できる女性を育成することを目指しています。

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