肉体女優殺し 五人の犯罪者

肉体女優殺し 五人の犯罪者

『肉体女優殺し 五人の犯罪者』（1957年）は、石井輝男監督が手掛けた日本の長編劇映画。ストリッパーを指す「肉体女優」がタイトルに含まれている。

概要

石井輝男監督の初期の作品であり、宇津井健が主演を務めている。脚本は中田勇と三輪彰が共同で執筆。三輪彰は、本作以降、石井監督のチーフ助監督として活躍した。

DVDはかつてテック・コミュニケーションズから発売されていたが、現在は廃盤となっている。

スタッフ

製作: 大蔵貢
企画: 佐川滉
監督: 石井輝男
脚本: 中田勇、三輪彰
撮影: 鈴木博
照明: 傍士延雄
録音: 竹口一雄
美術: 小汲明
音楽: 服部レイモンド
助監督: 三輪彰

キャスト

西村弘二: 宇津井健
水町かほる: 三ツ矢歌子
ベティ桃園: 三原葉子
天野: 天知茂
森元: 御木本伸介
関根幸次郎: 林寛
浜野千鶴: 北令子

あらすじ

舞台は浅草のストリップ劇場「フランス座」。

スターストリッパーの浜野千鳥が、舞台上の小道具の拳銃とすり替えられた本物の銃で射殺される。犯人は、千鳥の夫と関係があったベティ桃園だとされ、警察は逮捕する。

毎朝新聞の記者・西村弘二は、事件の真相に疑問を抱き、独自に捜査を開始。被害者の妹である水町かほるに接近する。

調査を進めるうちに、第二の殺人事件が発生。ベティが殺害され、ベティにつきまとっていた男・森元が水死体で発見される。西村は事件の背後に隠された陰謀に気づき始める。

「関根精肉店」の店主・関根が、麻薬患者のハチノキを操り、かほるを襲わせようとする。実は、千鳥も麻薬中毒者であり、麻薬密輸に関わっていたのは関根だった。関根は森元に指示し、拳銃をすり替えさせ、ベティと森元を殺害。事件の真相を掴んだ西村は警察に通報し、関根は下水道に逃げ込むも、水没して死亡する。

外部リンク

五人の犯罪者 - 日本映画データベース
肉体女優殺し 五人の犯罪者 - allcinema
肉体女優殺し 五人の犯罪者 - KINENOTE
* Nude Actress Murder Case: Five Criminals - IMDb（英語）

もう一度検索