肥爪駿

肥爪 駿

兵庫県出身のラグビープレイヤー、肥爪駿（ひづめ しゅん）は、1999年1月28日に生を受けました。主にフッカー（HO）のポジションを担い、現在は日本のトップリーグである「ジャパンラグビーリーグワン」に参戦する「三重ホンダヒート」に所属しています。身長171センチメートル、体重100キログラムという体格は、フッカーというポジションにおいて、スクラムでの押し込みやラインアウトでのサポートなど、力強いプレーを支える基盤となっています。

プロフィール

生年月日: 1999年1月28日
出身地: 兵庫県
ポジション: フッカー（HO）
身長: 171 cm
体重: 100 kg
現所属: 三重ホンダヒート

経歴

肥爪選手のラグビーキャリアは、地元兵庫県の神戸科学技術高等学校で培われました。高校卒業後の2017年、彼は更なる技術向上と選手としての成長を求め、福岡県にある九州共立大学に進学しました。大学ラグビー部での4年間は、彼のキャリアにおいて非常に重要な時期となりました。チームメイトと共に厳しい練習に励み、スキルを磨き、戦術理解を深めていきました。特に、大学最終学年となる2020年には、チームの副キャプテンに任命され、リーダーシップを発揮する機会を得ました。チームの士気を高め、若手選手を指導するなど、グラウンド内外で重要な役割を果たし、人間的な成長も遂げました。副将という立場は、選手としての責任感を強く意識させ、プロ入り後のキャリアにも繋がる貴重な経験となりました。

九州共立大学を卒業した2021年、肥爪選手はプロラグビー選手としての道を歩み始めます。彼が選んだチームは、当時トップチャレンジリーグに所属していた三重ホンダヒートでした。チームへの加入は、新たなレベルでの競争と挑戦を意味しました。プロの厳しい環境の中で、彼は自身のフッカーとしてのスキル、特にスクラムやラインアウトにおける精度を高めるべく、日々努力を重ねました。チーム内でのポジション争いは熾烈でしたが、持ち前の粘り強さとハードワークで自らの居場所を確立しようと奮闘しました。

そして、プロ入りから2年後の2023年、彼のキャリアにおいて待ち望んだ瞬間が訪れます。2023年3月12日に行われた、ジャパンラグビーリーグワン2022-23シーズンの第8節、清水建設江東ブルーシャークスとの対戦です。この試合に途中出場した肥爪選手は、ついにリーグワン公式戦デビューを果たしました。日本のトップカテゴリーであるリーグワンのピッチに立つことは、大学時代の努力、プロ入り後の準備が実を結んだ証であり、彼にとってキャリアの大きな節目となりました。デビュー戦では、短い時間ながらも持ち前のパワーと集中力を発揮し、チームに貢献しようと努めました。

プレイヤーとして

フッカーというポジションは、ラグビーのセットプレーにおいて極めて重要な役割を担います。スクラムでは、相手チームのフッカーと直接組み合い、自チームに有利な形でボールを出すための力強いプッシュが求められます。また、ラインアウトでは、ボールを正確に投入するスロワーとしての技術、あるいはリフターに持ち上げられてボールをキャッチするジャンパーとしての能力が問われます。肥爪選手の身長171cm、体重100kgという体格は、特にスクラムにおけるパワー発揮に適しており、低い重心で相手を押し込むことができます。大学時代に副将を務めた経験から、セットプレーにおけるチームメイトとの連携やコミュニケーション能力も高いことが予想されます。三重ホンダヒートがリーグワンの舞台で戦う上で、彼のセットプレーでの安定感や突破力は重要な要素となるでしょう。

兵庫県でラグビーの基礎を築き、九州の地で選手として、そしてリーダーとして成長し、現在は三重県を拠点にプロ選手として活躍する肥爪駿選手。リーグワンでの初出場を経て、これからのさらなる飛躍が期待されています。所属する三重ホンダヒートにおいて、フッカーとしてチームの勝利に貢献し、多くのファンに感動を与えるプレーを見せてくれることでしょう。彼の今後の活躍から、目が離せません。

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