脇田菜々子

脇田菜々子のプロフィールと将棋人生

脇田菜々子（わきた ななこ）は、1997年3月7日生まれの女流棋士で、現在は日本将棋連盟に所属しています。女流棋士番号は66で、愛知県の一宮市で生まれ育ちました。彼女は中田章道七段のもとで修行を重ね、愛知県立一宮南高等学校及び名城大学人間学部人間学科を卒業しました。

将棋との出会い

脇田の将棋との出会いは、小学校1年生の時に幼馴染から教えてもらったことがきっかけでした。中学1年生になると、東海研修会に入会し、本格的に将棋を学び始めました。2013年には高校1年生のころ、第21回高校将棋新人大会女子の部で優勝を果たしました。しかし、高校生女流棋士を目指していたものの、昇級に必要な勝利数に1勝届かず、初めての挫折を経験し、研修会を退会することになります。

大学に進学後、脇田は将棋活動を再開。大学2、3年生の頃には、第37回（2016年度）及び第38回（2017年度）学生女流名人戦で2連覇を達成しました。これにより再び将棋の道を歩む決意を固めました。

女流棋士への道

2018年2月に再度東海研修会に入会。11月にはB2に昇級し、女流棋士規定に基づいて女流棋士2級となる資格を取得しました。その後、名城大学4年生であった2018年11月1日付で連盟関西本部所属の女流棋士2級に昇進しました。

その後、2019年2月6日、第46期女流名人戦予選準決勝で勝利し女流1級への昇級条件を満たしました。2019年度には公式戦で17勝9敗という成績を収め、2020年4月1日付で女流初段に昇段しました。

プロ棋士としての活動と変遷

2022年8月には、自身のブログで関東に移籍したことを報告しています。脇田は「居飛車党」として知られ、独自の棋風を持っています。彼女が女流棋士を意識し始めたのは2009年であり、特に学生女流名人戦優勝後の2017年に本格的にその道を目指しました。その背景には、同じ一宮市出身の加藤桃子への憧れがあったといいます。

大学時代には心理学を専攻し、将棋部にも在籍していた脇田は、同世代の仲間との競争を通じて成長していきました。親しい友人には、中澤沙耶がおり、共通の大学や将棋教室を通じて交流を深めています。

プライベートと趣味

脇田の趣味は多岐にわたり、カラオケやショッピング、雑貨屋巡りを楽しんでいます。将棋だけでなく、人生を豊かにするための様々な活動を大切にしている姿勢が伺えます。彼女の愛称は「わきにゃん」で、ファンや友人から親しまれています。

昇段・昇級記録

1. 2018年2月：東海研修会入会
2. 2018年8月：東海研修会B2昇級
3. 2018年9月：研修会での48対局を終え、女流棋士2級となる権利を取得
4. 2018年11月：女流2級（プロ入り）
5. 2019年2月：女流1級（女流名人戦予選決勝進出）
6. 2020年4月：女流初段（年度成績指し分け以上）

脇田菜々子の将棋界に対する情熱と努力は、多くのファンに支持され続けています。彼女のこれからの活躍にも期待が高まります。

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