臨場 (テレビドラマ)

臨場

『臨場』（りんじょう）は、横山秀夫の同名小説を原作とした、テレビ朝日制作の刑事ドラマシリーズ。
主演は内野聖陽が務め、検視官・倉石義男の活躍を描く。

概要

原作は横山秀夫の警察小説『臨場』。
テレビ朝日が実写映像化し、2009年に連続ドラマとして放送された。
当初は単発シリーズの予定だったが、好評を博したため続編が制作された。
2012年には劇場版も公開されている。

主人公の倉石義男は、警視庁刑事部鑑識課の検視官。
「死者の人生を、根こそぎ拾ってやる」を信条に、事件の真相に迫る。
歯に衣着せぬ物言いで周囲と衝突しながらも、死体に対する真摯な姿勢と鋭い観察眼で、難事件を解決していく。

テレビドラマ

第一章

2009年4月15日から6月24日まで、テレビ朝日系「水曜21時」枠で放送。
キャッチコピーは「お前の人生、根こそぎ拾ってやる」。

続章

2010年4月7日から6月23日まで放送。
単行本未収録の作品と原作をベースにしたオリジナル脚本で製作。
同ドラマ枠の作品では初めて、映画フィルム調の画質にした映像が全編で使用された。

続章の平均視聴率は17.6%を記録し、2010年の民放連続ドラマでトップとなった。
また、2010年の連続ドラマでは、NHKを含めて唯一、全放送回が16%以上を記録した。
キャッチコピーは「あの「臨場」が、倉石が帰ってくる」。

映画

2012年6月30日に『臨場 劇場版』が公開。
キャッチコピーは「まだ、根こそぎ拾えてねぇ。想いを拾い尽くさない限り、終われない。」「物言わぬ、死者の声を聞く それが彼の使命」。

主要キャスト

倉石義男：内野聖陽
警視庁刑事部鑑識課の検視官。階級は警視。
17年前に通り魔事件で妻を亡くしている。
口癖は「拾えるものは、根こそぎ拾ってやれ」。
小坂留美：松下由樹
警視庁刑事部鑑識課の検視官心得。
以前は交通機動隊の白バイ隊員だった。
倉石を尊敬し、彼のような検視官を目指している。
永嶋武文：平山浩行
警視庁刑事部鑑識課の検視補助官。
元々は世田谷南警察署地域課の警察官だった。
過去の事件がきっかけで、倉石に引き抜かれる。
一ノ瀬和之：渡辺大
警視庁刑事部捜査一課の刑事。
以前は鑑識課の検視官心得だった。
立原に将来を見込まれて捜査一課に異動する。
立原真澄：高嶋政伸
警視庁刑事部捜査一課の管理官。階級は警視。
倉石とは警察学校の同期。
捜査方針を巡って倉石と対立することが多い。

スタッフ

原作：横山秀夫
脚本：坂田義和、佐伯俊道、尾西兼一
音楽：吉川清之
監督：橋本一
制作：テレビ朝日、東映

受賞歴

* 2010年日本民間放送連盟賞 テレビドラマ種目 優秀賞

その他

第一章第２話については、ゲスト女優の不祥事により、再放送の目処は立っていない。

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