臨滄市

臨滄市（りんそう-し）

臨滄市は、中国雲南省西南部に位置する地級市です。亜熱帯気候に属し、降水量も豊富で、茶葉の生産地としても知られています。ミャンマーとの国境に接しており、国境貿易も盛んです。

地理

臨滄市は山岳地帯に位置し、瀾滄江（メコン川）などの河川が流れています。多様な地形と気候が、豊かな生態系を育んでいます。

歴史

臨滄市の歴史は古く、古代には少数民族が居住していました。近代に入り、中国政府の統治下に入り、行政区画の変遷を経て現在に至ります。

年表

1952年11月25日：緬寧専区成立（大理専区緬寧県、保山専区鎮康県・双江県・耿馬県、普洱専区滄源県を編入）。
1954年6月30日：緬寧専区が臨滄専区に改称、緬寧県が臨滄県に改称。
1955年3月22日：耿馬県が自治県に移行し、耿馬タイ族カワ族自治県となる。
1956年11月16日：大理専区雲県・鳳慶県を編入。
1958年9月24日：滄源県が自治県に移行し、滄源カワ族自治県となる。
1963年9月13日：滄源カワ族自治県が滄源ワ族自治県に改称、耿馬タイ族カワ族自治県が耿馬タイ族ワ族自治県に改称。
1963年9月14日：鎮康県の一部が分立し、永徳県が発足。
1970年：臨滄専区が臨滄地区に改称。
1985年6月11日：双江県が自治県に移行し、双江ラフ族ワ族プーラン族タイ族自治県となる。
2003年12月26日：臨滄地区が地級市の臨滄市に昇格、臨滄県が区制施行し、臨翔区となる。

行政区画

臨滄市は、1市轄区、4県、3自治県を管轄しています。

市轄区：臨翔区
県：鳳慶県、雲県、永徳県、鎮康県
自治県：双江ラフ族ワ族プーラン族タイ族自治県、耿馬タイ族ワ族自治県、滄源ワ族自治県

経済

臨滄市は、農業を基幹産業としています。特に茶葉の生産が盛んで、「雲南紅茶」の産地として知られています。近年は、国境貿易や観光業にも力を入れています。

2011年12月20日 重点国境経済協力区域「耿馬（孟定）国境経済協力区域」の重点プロジェクト着工
清水河港
昆孟道路の清水河にかかる道路と橋 (ミャンマーと雲南省を結ぶ)

交通

臨滄市には、空港、鉄道、道路などの交通網が整備されています。

空港：臨滄博尚空港、滄源佤山空港
鉄道：大臨線
国道：G214国道、G323国道

外部リンク

ウェブサイト'>臨滄市人民政府

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