自治医科大学附属さいたま医療センター

自治医科大学附属さいたま医療センター

自治医科大学附属さいたま医療センターは、埼玉県さいたま市大宮区に所在し、学校法人自治医科大学が運営する総合病院です。1989年に開院以来、地域医療に寄与してきたこの施設は、現在、多様な診療科を有し、近隣住民から信頼されています。

歴史的背景

この病院は1988年に建設が開始され、翌年に竣工を迎えました。最初は稼動病床が85床、診療科目は6科に過ぎませんでしたが、その後、着実に成長を遂げました。1992年には新たに歯科を加え、以降も様々な診療科を設けることで、地域のニーズに応えてきました。

特筆すべきは、1996年にエイズ拠点病院として指定されたことや、1997年に災害拠点病院に指定されたことです。これにより、緊急時にも対応できる体制を整えました。また、2003年には救急告示病院に指定され、さらに2006年には病院機能評価認定を取得しました。

2007年に名称がさいたま医療センターへ変更され、2008年には循環器科の新設や南館の竣工を経て、さらに診療科の充実を図りました。2010年には地域周産期母子医療センターとして認定され、多くの母子医療を支える役割を果たしています。

2014年から2016年にかけては、精神科や救急科など新たな診療科が追加され、さらに救命救急センターともなることで、より多角的な医療サービスを提供しています。2018年には病床数を628床に増床し、地域医療における重要な役割を一層強化しました。

診療科の概要

現在、さいたま医療センターには内科系から外科系まで、合計17の診療科が揃っています。内科系診療部には、循環器内科や消化器内科、呼吸器内科などが含まれ、外科系診療部でも一般・消化器外科や心臓血管外科、整形外科など多様な専門分野を網羅しています。また、リハビリテーション科や麻酔科、歯科口腔外科なども設置されており、患者の健康を幅広くサポートしています。

交通の便

交通アクセスも良好です。JR東日本や東武野田線、ニューシャトルの大宮駅からは、バスを利用して10分ほどで到着できます。国際興業バス「自治医大医療センター行き」を利用するのが便利で、終点下車後は徒歩1分です。また、車利用の場合は、首都高速埼玉新都心線のさいたま見沼出口から大宮駅方面へ車で約10分とアクセスしやすい立地です。

まとめ

自治医科大学附属さいたま医療センターは、その歴史を背景に地域医療を支える重要な役割を担っています。多種多様な診療科と患者へのきめ細やかな対応が、その信頼を築いてきました。今後も地域の健康を守るために、さらなる進化が期待されます。

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