致知出版社

致知出版社について

致知出版社は、東京都渋谷区に本社を置く日本の出版社であり、「人間学」をテーマにした出版活動を行っています。1973年に実業家竹井博友によって設立されたこの出版社の前身は「大自然出版」であり、設立当初からコンセプトは一貫して人間の成長と学びを追求することにありました。その後、社名をいくつか変更し、1992年に現在の社名に改められました。

月刊誌『致知』

致知出版社の特徴的な出版物の一つが、同名の月刊誌『致知』です。この雑誌は、創刊以来、多くの著名人や無名の人物まで、さまざまな分野で活躍する人々の体験談を紹介してきました。『致知』はその深い内容が評価され、愛読者の会「木鶏クラブ」も全国に150支部以上が存在するほど広がっています。これは同社が重視する「人間学」への探求が、読者の間でも熱心に受け入れられていることを示しています。

出版事業とセミナー

致知出版社は、単行本の出版事業だけではなく、セミナー事業も積極的に展開しています。書店での一般販売は行わず、直販制を採用しているため、より直接的に読者との関係を築くことができます。特に人間の成長や生き方に関連する書籍を多く取り扱っており、幅広い層の読者に支持されています。

来歴

1970年代

• - 1973年（昭和48年）： 大自然出版株式会社を設立。
• - 1978年（昭和53年）： 月刊『致知』創刊。

1980年代

• - 1979年（昭和54年）： 竹井出版株式会社に改称。
• - 1986年（昭和61年）： 安岡正篤の『人物を修める』を出版し、ベストセラーとなる。
• - 1989年（平成元年）： 森信三著の『修身教授録』を刊行。

1990年代

• - 1992年（平成4年）： 現在の株式会社致知出版社に改称。

2000年代

• - 2006年（平成18年）： 五木寛之と稲盛和夫共著の『何のために生きるのか』が15万部を突破するベストセラーとなる。
• - 2007年（平成19年）： 北尾吉孝著の『何のために働くのか』が発売から一週間で5万部を突破し、10万部を超えるヒットに。
• - 2008年（平成20年）： 月刊『致知』が創刊30周年を迎える。
• - 2009年（平成21年）： 大津秀一著の『死ぬときに後悔すること25』が25万部を超すベストセラーになる。

2010年代

• - 2013年（平成25年）： 月刊『致知』が35周年を迎える。

結論

致知出版社は、日本における「人間学」の探求を続ける重要な存在であり、今後の出版活動やセミナーも多くの人々に影響を与えることでしょう。人間の成長や生き方について深く考えたい方には、同社の書籍や月刊誌をお勧めします。

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