臼井勝三

臼井勝三（うすい かつぞう）は、1913年5月24日に生まれ、2004年5月20日に亡くなった日本の政治家です。彼は岩手県大船渡市の市長を3期にわたり務めました。

生い立ちと初期のキャリア

臼井勝三は岩手県出身で、高等小学校を卒業後、郵便局に勤務しました。その後、気仙郡広田村役場に転職し、書記として地方公務員のキャリアをスタートさせました。1939年には兵役で召集され、4年間の軍務を経て復職。広田村役場では収入役、助役を歴任しました。

戦後、臼井は盛岡市役所に転じ、文書係長、審査係長を歴任。その後、1953年に大船渡市が市制を施行したことを機に、大船渡市役所に勤務することになりました。福祉事務所長、産業課長、総務課長、財務課長と、市役所の様々な要職を経験し、収入役、助役を経て、1976年に大船渡市長に選出されました。

大船渡市長としての活動

臼井は市長として3期を務め、大船渡市の発展に尽力しました。しかし、3期目の途中で病に倒れ、1986年に市長を退任しました。

1987年には、長年の地方自治への貢献が認められ、秋の叙勲で勲四等瑞宝章を受章しました。

死去

2004年5月20日、臼井勝三は90歳でその生涯を閉じました。その功績を称え、死没日をもって従五位に叙されました。

参考資料

歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。
* 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。

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