舞岡町
舞岡町
舞岡町（まいおかちょう）は、横浜市戸塚区の東部に位置する、丁番を持たない単独の町名です。住居表示は未実施で、古くからの地名が残っています。
地理
舞岡町は、南北に細長い形状をしており、面積は2.377平方キロメートルです。町の南部には舞岡公園があり、そこを源流とする舞岡川が、谷戸を形成しながら北部へと流れています。町の中部から南部にかけては市街化調整区域に指定されており、農業保護のために「舞岡ふるさと村」として農業が盛んに行われています。また、南部には舞岡公園や舞岡ふるさとの森があり、豊かな緑が保全されています。
一方、北部地域は国道1号線に近く、宅地化が進んでいます。用途地域としては、第一種低層住居専用地域、第一種住居地域、準工業地域が指定されています。
地価
2024年7月1日時点の神奈川県地価調査によれば、住宅地の地価は、舞岡町字西根で1平方メートルあたり16万3000円、舞岡町字古屋敷で1平方メートルあたり11万3000円となっています。
歴史
沿革
舞岡町は、かつての鎌倉郡舞岡村に由来します。1889年に周辺の村々と合併して川上村となり、1939年に横浜市戸塚区に編入された際に、現在の舞岡町が新設されました。
地名の由来には諸説ありますが、かつては腰村と呼ばれていたものが、1302年に白い旗が空に舞う吉事があったことから「舞岡」に変わったという説があります。また、延慶2年（1309年）の古文書にも「まいおか」と記されています。
その後、「前岡」という表記も用いられ、後北条氏の記録や江戸時代の庚申塔にもその記述が見られます。
1980年には、町南部の一部が宅地開発により南舞岡として分離しました。
世帯数と人口
2024年8月31日現在、舞岡町の世帯数と人口は以下の通りです（横浜市発表）。詳細な数値は横浜市の公式資料をご確認ください。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移は、過去からのデータで確認できます。詳細は総務省統計局の資料を参照してください。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移も、同様に総務省統計局の資料で確認できます。
学区
舞岡町内の小中学校の学区は、以下の通りです（2023年4月時点）。
地域が南北に長いため、学区は隣接地域の学校にも設定されています。
事業所
2021年の経済センサス調査によると、町内の事業所数と従業員数は以下の通りです。
事業所数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移は、過去からのデータで確認できます。詳細は経済産業省の資料を参照してください。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移も、同様に経済産業省の資料で確認できます。
交通
舞岡町内には、県道横浜伊勢原線と都市計画道路舞岡上郷線が東西に走っており、道路交通の要となっています。また、都市計画道路上永谷大船線の一部も整備中です。
かつて計画されていた上永谷戸塚線の延伸計画は、舞岡ふるさとの森の緑地保全のため見直され、廃止されました。
鉄道は、横浜市営地下鉄ブルーラインの舞岡駅が町の中部に位置しています。バス路線は、江ノ電バス横浜が町の中部と南部を、神奈川中央交通が北部を中心に運行し、戸塚駅へのアクセスを支えています。
主な施設
教育機関
舞岡町内には、以下の教育機関があります。
企業
- - ニフコ：プラスチック工業用ファスナー、精密成形品メーカー
- - 横浜舞岡病院
寺社仏閣
舞岡町には、鎌倉街道（中の道）沿いに、歴史ある寺社が点在しています。
遺跡
- - 舞岡リサーチパーク内遺跡
- - 舞岡熊之堂遺跡
その他
参考資料
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