舞浜リゾートラインディズニーリゾートライン

ディズニーリゾートライン

ディズニーリゾートラインは、舞浜リゾートラインによって運営されるモノレールであり、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート内を走行しています。この路線は、東京ディズニーリゾート内の各施設と京葉線舞浜駅を連結し、訪れるゲストの便利な交通手段として重要な役割を担っています。

概要

北半球で唯一の単線環状モノレールとして設計されており、列車は反時計回りの方向にのみ運行されます。駅間の所要時間は、ベイサイド・ステーション駅から東京ディズニーシー・ステーション駅まで約4分、それ以外は約2-3分で、1周の所要時間は約13分です。このモノレールは、オリエンタルランドの所有地内を走行しており、公道とは直接接続されていないため、ディズニーリゾート内の移動がスムーズに行えます。

全ての従業員は「キャスト」と称され、駅員は「ステーションキャスト」、車掌は「コンダクター」、運転士は「ドライバー」と呼ばれます。この独自の呼称は、ディズニーの世界観を反映したものであり、訪れるゲストにも楽しんでもらえる要素となっています。

また、ディズニーリゾートラインは、ディズニーのアトラクションの一部として扱われることもありますが、その運営形態は鉄道事業法に基づく公共交通機関です。これにより、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーが休園している際でも、運行が継続されます。全駅は入園料なしで出入りできるエリアに位置しており、時刻表や路線図も掲示されています。

路線データ

• - 営業キロ: 5.0 km
• - 方式: 跨座式モノレール
• - 駅数: 4駅
• - 電化区間: 直流1500V
• - 営業最高速度: 50 km/h

駅間の所要時間は次の通りです:

• - リゾートゲートウェイ・ステーション駅 - 東京ディズニーランド・ステーション駅間: 約2分
• - 東京ディズニーランド・ステーション駅 - ベイサイド・ステーション駅間: 約3分
• - ベイサイド・ステーション駅 - 東京ディズニーシー・ステーション駅間: 約4分
• - 東京ディズニーシー・ステーション駅 - リゾートゲートウェイ・ステーション駅間: 約3分

歴史

ディズニーリゾートラインは、1997年に第一種鉄道事業免許を申請し、1998年に建設工事が開始されました。2001年には正式に開業し、以来多くのゲストに利用されています。

開業以来、運賃は数回改定されており、最新の改定は2024年3月16日で、大人300円、子供150円の均一運賃が導入されます。更に、2009年からはICカード「PASMO」が利用可能になり、利便性が向上しました。

運行形態

通常時は自動運転で運行され、全駅にはホームゲートが設置されています。安全装置や監視体制が整っており、列車と駅間の安全を確保しています。運転間隔は混雑状況に応じて変わり、最大で4編成が同時運行されることもあります。

駅名は「・ステーション」が付く形式で、全て千葉県浦安市舞浜に位置しており、各駅は容易にアクセス可能です。

車両

使用される車両は「リゾートライナー」と呼ばれ、開業時から使用されているType X（10形）と、近年運行を開始したType C（100形）が存在します。特にType C車両は最新の技術が導入され、バリアフリーにも配慮されています。

運行時には、ディズニーの楽曲が楽しめるなど、乗客にとって特別な体験を提供しています。さらに、イベント時に運行される期間限定ライナーは、特別なデコレーションやデザインが施され、多くの訪問者に喜ばれています。

ディズニーリゾートラインは、単に交通手段としてだけでなく、ゲストに夢と魔法を届ける重要な存在なのです。

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