舟橋諒将

舟橋 諒将（ふなはし りょうすけ）は、1997年1月5日生まれ、北海道出身のラグビー選手です。現在の所属チームは、ジャパンラグビーリーグワンに参戦する静岡ブルーレヴズ。フィールド上では、主にロック（LO）のポジションを担い、チームの重要な役割を果たしています。

プロフィールを見ると、身長は186センチメートル、体重は106キログラムと、ロックとして十分な体格の持ち主であることが分かります。この体格を生かしたプレーは、セットプレーやコンタクト局面でチームの力となります。ニックネームは「ふなっしー」と呼ばれ、チームメイトやファンから親しまれています。

彼のラグビーキャリアは、幼少期に札幌少年ラグビースクールで始まったとされています。北海道で基礎を築いた後、ラグビーの強豪校として知られる札幌山の手高校に進学。高校時代からその才能は高く評価されており、高校日本代表にも選出される経験を積みました。これは、同世代のトップレベルの選手であることを示すものです。

高校卒業後、2015年にはラグビー界の名門である明治大学へ進学します。大学でも着実に実力を伸ばし、関東大学ラグビー対抗戦や全国大学ラグビー選手権といった高いレベルの舞台で経験を重ねました。大学在籍中には、7人制ユース日本代表やジュニア・ジャパンといった各カテゴリーの日本代表にも選ばれており、国際的な経験も積んでいます。これらの代表活動を通じて、さらに選手としての幅を広げました。

大学を卒業した2019年、当時のトップリーグに所属していたヤマハ発動機ジュビロ（現在の静岡ブルーレヴズ）に加入し、プロキャリアをスタートさせます。加入後、チームの一員としてトレーニングを積み、トップレベルのラグビーに適応していきました。そして、2020年1月25日に行われたジャパンラグビートップリーグの第3節、リコーブラックラムズ戦で先発メンバーとして出場し、記念すべき公式戦初出場を果たしました。これは、長年の努力が実を結んだ瞬間と言えるでしょう。

所属チームが静岡ブルーレヴズとしてジャパンラグビーリーグワンに移行してからも、チームの戦力として貢献を続けています。さらに、2023年7月には、ラグビー強豪国ニュージーランドのベイ・オブ・プレンティーに3ヶ月間短期加入することが発表されました。これは、さらなるスキルアップや海外での経験を積むための貴重な機会であり、選手としての成長を追求する意欲の表れです。

これまでのキャリアで、各年代の代表に選ばれ、大学ラグビーの名門を経て、トップリーグ、そしてリーグワンでプレーし、さらには海外挑戦も経験するなど、豊富な経歴を持つ舟橋選手。静岡ブルーレヴズのロックとして、今後の活躍が期待される選手の一人です。彼のパワフルなプレーや、セットプレーでの貢献は、チームにとって不可欠な要素となるでしょう。経験を積み重ね、日本ラグビー界における存在感をさらに増していくことが期待されています。

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