艮神社 (尾道市長江)

艮神社（うしとらじんじゃ）

艮神社は、広島県尾道市長江に位置する神社です。古くは村社であり、尾道市内で最も古い神社の一つとして知られています。

祭神

以下の神々が祀られています。

伊邪那岐神（いざなぎのかみ）
天照大御神（あまてらすおおみかみ）
素戔男命（すさのおのみこと）
吉備津彦命（きびつひこのみこと）

歴史

神社は806年に建立されたと伝えられています。産土信仰に根ざしており、その起源は古く、1475年(文明7年)には既に存在していたという記録が残っています。これは、1816年に亀山士綱によって書かれた『尾道志稿』や、戦前の社寺台帳である「社寺明細帳」によって確認できます。

境内

境内には見どころが多くあります。

艮神社のクスノキ群

境内には4株のクスノキの大木があり、「艮神社のクスノキ群」として広島県指定の天然記念物となっています。指定日は昭和63年12月26日です。中でも、入口近くの拝殿手前にあるクスノキが最大で、地上3メートルほどの場所から幹が3つに分かれ、苔が豊富に付着しています。社殿脇の巨岩のそばや背後にもクスノキがあり、これらのクスノキは樹齢900年と推定され、幹の直径は7メートルに達します。

舞台となった作品

艮神社は、いくつかの作品の舞台となっています。

時をかける少女：主人公の芳山和子がタイムリープする際に、神社西側の坂道が登場します。また、幼い頃の和子が神隠しに遭った後、境内のクスノキの裏から出てくるシーンも描かれています。
ふたり
かみちゅ!：社殿が来福神社のモデルとなっています。

現地情報

所在地：広島県尾道市長江1丁目3-5
交通アクセス：
千光寺山ロープウェイ山麓駅下車後、徒歩1分
おのみちバス バス停「長江口」下車後すぐ

脚注

外部リンク

艮神社 - おのなび

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