芝野龍之介

芝野龍之介：囲碁界とITの融合

芝野龍之介（しばの りゅうのすけ）は、1997年12月2日生まれ、神奈川県相模原市出身のプロ囲碁棋士であり、エンジニアという異色の肩書きを持つ人物です。日本棋院東京本院に所属し、囲碁の世界でその才能を発揮する傍ら、IT分野にも精通しています。実弟は同じくプロ棋士の芝野虎丸であり、兄弟揃って囲碁界を盛り上げています。

プロ入りまでの道のり

6歳で囲碁を始めた芝野龍之介は、東京大学教育学部附属中等教育学校在学中に日本棋院の院生となりました。囲碁の腕を磨きながら、東京理科大学経営学部に進学。2016年度の東京本院冬季棋士採用試験で1位となり、2017年4月1日にプロデビューを果たしました。

棋士としての歩み

プロ入り後、芝野龍之介は着実に実績を積み重ねています。2019年1月1日には二段に昇段。これは、初段棋士の中で賞金ランキング1位となったことによるものです。2024年3月6日には、勝星規定により三段に昇段しました。

昇段履歴

2017年4月1日：初段
2019年1月1日：二段
2024年3月6日：三段

アマチュア時代の活躍

プロ入り前のアマチュア時代にも、数々の輝かしい実績を残しています。朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会では準優勝、全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会では優勝を飾るなど、その才能は早くから注目されていました。

朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会 準優勝（2015年度）
全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会 優勝（2015年度）

著書

芝野龍之介は、囲碁に関する著書も多数執筆しています。最新AIに関するものから、9路盤の手筋、弟である芝野虎丸の軌跡を描いたものまで、幅広いテーマで執筆活動を行っています。

『アルファ碁Zeroの衝撃　龍虎 vs 最強AI』（マイナビ出版、2018年）
『一問一答 9路盤の手筋』（マイナビ出版、2019年）
『囲碁・歴代最年少名人 芝野虎丸の軌跡』（マイナビ出版、2020年）
『芝野虎丸　しゃべるのが苦手だった少年が名人になった』（朝日出版社、2022年）
『龍虎直伝　囲碁を攻略する8つの裏技』（マイナビ出版、2024年）

YouTubeチャンネル

2023年7月14日、実弟の芝野虎丸と共にYouTubeチャンネルを開設しました。囲碁に関する情報を発信するなど、新たな活動にも意欲的に取り組んでいます。

まとめ

囲碁棋士として着実に歩みを進める芝野龍之介。エンジニアとしての知識も活かし、囲碁界に新たな風を吹き込むことが期待されます。今後の活躍から目が離せません。

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