芦田川 (大阪府)

芦田川（あしだがわ）

芦田川は、大阪府の主に高石市を流れる芦田川水系の本流である二級河川です。

地理

芦田川は、堺市と和泉市の境界に位置する鶴田池を源流とし、高石市をおおむね西方向に流れます。高石市羽衣地区において、一度北へと湾曲した後、再び西へと流れ、大阪府芦田川排水機場を通過し、浜寺水路を経て大阪湾へと注ぎ込みます。

かつて芦田川の下流には、伽羅橋（きゃらばし）という橋が架かっていました。この橋の名前は、沈香の中でも最高級品とされる「伽羅」を用いて築かれていたことに由来すると伝えられています。1865年（慶応元年）に石橋へと架け替えられましたが、その石橋も河川改修に伴い、沖合の埋立地である堺泉北臨海工業地帯内の高砂公園へと移築されました。現在でも、南海高師浜線伽羅橋駅にその地名が残っています。

現在、南海電気鉄道の南海本線高架化工事に伴い、南海高師浜線が本線から分岐する地点からふるさと広場までの区間において、暗渠（二層河川）化の工事が進められています。

流域の概要

芦田川の流域は、以下の自治体を含みます。

堺市
高石市
和泉市

流域面積は6.68平方キロメートルで、内訳は以下の通りです。

堺市: 2.14平方キロメートル
高石市: 2.8平方キロメートル
和泉市: 1.74平方キロメートル

流路延長は5.1キロメートルです。河口から国道26号線までの2.8キロメートルの区間は、二級河川に指定されています。

流域の施設

芦田川の流域には、以下の施設があります。

浜寺公園
大鳥羽衣浜神社
ジョギング(ふるさと)広場

関連項目

日本の川一覧

外部リンク

大阪府／二級河川芦田川
泉州の川 芦田川

もう一度検索