花フェスタ2005ぎふ

『花フェスタ2005ぎふ』は、2005年3月1日から6月12日まで、岐阜県可児市の花フェスタ記念公園を会場に開催された地方博覧会です。この博覧会は、同年に開催された愛知万博（愛・地球博）のプレイベントとしての役割も担っていました。会期中には約142.6万人もの人々が訪れ、その人気ぶりが伺えます。

開催地となった花フェスタ記念公園は、1995年に開催された「花フェスタ'95ぎふ」の会場跡地を整備したものです。博覧会開催に向けて大規模な改修が行われ、特にバラの品種と株数を大幅に増やし、7,000品種6万1千株という壮大なバラ園が作られました。このバラ園は博覧会の大きな見どころの一つとなりました。

会場内には、14のテーマガーデンが設けられ、バラ以外にも様々な植物や関連展示が楽しめました。また、愛知万博との関連から、環境に関する展示も行われ、博覧会全体のテーマを深めていました。

特に人気を集めたバラとしては、「ブルー・ヘブン」や「プリンセスサヤコ」が挙げられます。「ブルー・ヘブン」は2002年に発表された青色のバラで、遺伝子組み換え技術によるものではない自然な青色が特徴です。「プリンセスサヤコ」は、1982年に紀宮清子内親王（現在の黒田清子さん）にちなんで名付けられたバラで、その上品な美しさが多くの人を魅了しました。

『花フェスタ2005ぎふ』は、花と緑に囲まれた空間で、多くの来場者に感動と癒しを与えた地方博覧会でした。その成功は、花フェスタ記念公園の魅力をさらに高め、現在も多くの人々が訪れる憩いの場となっています。

関連情報

花フェスタ記念公園
2005年日本国際博覧会（愛知万博）
* 花フェスタ'95ぎふ

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