花井裕一郎

花井裕一郎は、1962年生まれの日本の演出家、映像作家です。彼のキャリアは、1989年から1994年までフジテレビジョンでの番組演出から始まりました。その後、1994年から1996年にかけては、NHKや他の民放で番組やプロモーションビデオの演出を手掛けました。

1996年から1999年には、ラテン音楽ドキュメンタリービデオシリーズの監督を務め、国際的な視野と多様な文化への関心を示しました。2003年から2009年までは、北信濃小布施映画祭60秒シネマコンペティションの事務局を担当し、若手映像作家の発掘・育成にも貢献しました。また、2009年7月から2012年11月にかけては、小布施町立図書館まちとしょテラソの館長を務め、図書館の新しいあり方を模索しました。

2013年6月からは、NPOオブセリズムの理事（CEO）として、地域社会の活性化に取り組んでいます。彼の映像作品には、1992年の中田久美密着ドキュメンタリー、2001年の「ROEN MOVIES」、2004年のドキュメンタリー「カカオロード〜歴史に刻まれた生命の糧〜」などがあります。また、THE MODSのプロモーションビデオや、柿崎順一とのコラボレーションによるインスタレーション作品も制作しています。

花井は映像制作だけでなく、まちづくりにも積極的に関わっています。静岡県熱海市、福岡県福智町、香川県小豆島、宮城県石巻市、岩手県大槌町など、全国各地で公共施設の整備や図書館建設に関するアドバイザーを務めています。また、長野県図書館等協働機構の事務局長も務め、図書館連携の促進にも尽力しています。愛知県西尾市や愛媛県西予市では、合併した都市の公共施設の再配置計画や駅前商店街の活性化調査など、地域の実情に合わせたまちづくりを演出しています。

行政改革職員研修講師としても、神戸市、三豊市、山形市、中野区など、多くの自治体で講演を行っています。図書館関係やまちづくり関係の講演も多数行っており、地域活性化に関する知識と経験を幅広く共有しています。

彼の著書には、『はなぼん〜ワクワク演出マネジメント〜』（文屋）があり、共著には「明日をひらく図書館: 長野の実践と挑戦」（青弓社）があります。また、関連図書として『しあわせな仕事の見つけ方、つくり方～共感・応援の時代の仕事道～』（ワニプラス）が紹介されています。

花井裕一郎は、映像作家、演出家としての才能に加え、地域活性化の専門家としても活躍しており、多岐にわたる分野での経験と知識を活かして、地域社会の発展に貢献しています。

彼のソーシャルメディアアカウントでは、X(旧Twitter)で@OBUSERHYTHM、Facebookではobuserhyrtmとして情報発信しています。また、NPO法人オブセリズムの活動や、自身の活動について、各種ウェブサイトで詳しく紹介しています。

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