花火 (奥華子の曲)

奥華子「花火」：インディーズ時代の幻からメジャー作品へ

奥華子のインディーズ時代、2004年8月26日にバウンディより2000枚限定でリリースされたシングル「花火」。これは、彼女が商業流通網に乗せた最初の作品であり、その後の活躍を予感させるものでした。

幻の作品、高騰する価格

2005年のメジャーデビュー後、しばらくの間「花火」は再リリースされず、収録されたシングルやアルバムも存在しませんでした。そのため、ライブでのみ歌われる幻の作品となり、その希少性から中古市場では10万円を超える価格で取引されるなど、異常な現象が発生しました。長らくの間、ファンは音源を入手することが困難な状況が続いていました。

ファン待望の再リリース

ファンの熱い要望に応え、2009年8月7日、「奥華子の日」を記念して、「花火」はジャケット、音源ともに当時のまま再リリースされました。価格は1,000円（税込）。ただし、再リリース版は規格品番がDDCZ-1627に変更されているため、厳密には同一のものではありません。

再リリース版もバウンディからの発売であるため、一部CDショップでは取り扱いがない場合があります。購入の際は注意が必要です。

メジャー作品への収録

2015年7月22日、ポニーキャニオンから発売されたメジャー15作目のシングル「楔 -くさび-」に、「花火」がカップリング曲として収録されました。このバージョンでは、インディーズ時代のピアノ弾き語りにストリングスアレンジが加えられ、新たな魅力を放っています。

収録曲

1. 花火－君に恋した夏の日 - piano弾き語り
2. ta.la.la
3. 花火－君に恋した夏の日 - アレンジバージョン

「花火」は、奥華子の原点であるインディーズ時代を象徴する楽曲であり、その後の活躍を支えるファンとの絆を深める作品と言えるでしょう。再リリースやメジャー作品への収録を経て、より多くの人に届けられるようになったこの曲は、奥華子の音楽の魅力を改めて伝えています。

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