若木タワー

若木タワー（わかぎタワー）

若木タワーは、東京都渋谷区東四丁目にある國學院大學の渋谷キャンパスを構成する主要な高層建築物です。その名称は、建物が所在する東四丁目を含む周辺地域の旧町名「若木町」に由来しています。

このタワーは、國學院大學が創立120周年を迎えた際の記念事業の一環として計画・建設されました。学内の機能をより効率的に集約し、教育・研究環境を向上させる目的で建てられた新しい校舎です。地上18階、地下1階建てという規模を持ち、その延床面積は18,202.63平方メートルに達し、キャンパス内の建物としては最大規模を誇ります。

建物内部には、多岐にわたる大学の機能が収容されています。最上階の18階には、大学の記念式典やイベントに利用される有栖川宮記念ホールが設置されています。その他、大学全体の運営を担う様々な事務局関連部署や、学部・大学院の研究室、資料室などが配置されており、教育・研究活動の拠点となっています。

フロア構成

若木タワーの各フロアには、以下のように主要な施設や部署が配置されています。

地下1階: 主に会議室が設けられています。
1階: 入学課、総務課、校友課、管財課など、学生や大学運営に関わる重要な事務部署が配置されています。
2階: 教務課や教員室に加え、神道研修事務課、神社関係特別応接室、企画課、人事課、経理課、学生相談室、広報課、エクステンション事務課、学生生活課、保健室など、幅広い事務・支援機能が集まっています。
4階: 法人事務局や役員室、会議室が置かれ、大学全体の意思決定に関する機能が集中しています。
5階・6階: 大学院関連の施設が集積しており、5階には大学院演習室や大学院事務課、6階には大学院学生研究室や研究科委員長室が設けられています。
7階〜17階: 各学部の研究室や資料室が配置されています。特に文学部の研究室は多くの階にわたって展開しており、法学部、経済学部、神道文化学部の研究室や資料室もこれらの階にあります。学部長室も各学部の主要階に配置されています。
* 18階: 前述の有栖川宮記念ホールがあります。

若木タワーは、國學院大學における教育・研究・事務機能の中核を担う重要な建築物であり、キャンパスのランドマークの一つとなっています。

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