若松ガス

若松ガス株式会社

若松ガス株式会社は、福島県会津若松市を中心とした地域で都市ガス・LPガスを供給するエネルギー企業です。地域に根ざした事業展開を行い、「若ガス」の愛称で親しまれています。

概要

かつては若松ガスグループの中核企業として、会津地方の経済界で重要な役割を担っていました。しかし、傘下企業の観光事業の不振から経営が悪化。メインバンクである東邦銀行主導で再建策が講じられ、最終的に昭和シェルグループ（現・出光昭和シェル）の支援を受けることとなりました。これにより、旧会社は事業清算され、経営体制も刷新されました。

沿革

1959年8月：会津ガス株式会社として設立。
1959年8月：若松ガス株式会社へ社名変更。
1972年5月：若松ガス燃料機器株式会社を設立。石油製品や厨房機器の販売を開始。
1973年10月：若松ガス本社ビルが完成。
1985年4月：玉川工場が竣工。LNG（液化天然ガス）の導入を開始。
1996年6月：コンビニエンスストアでのガス料金収納サービスを開始。
2001年8月：ホームページを開設し、情報発信を強化。
2003年7月：ショールームを開設し、顧客との接点を拡大。
2004年1月：高木厚保会長が経営責任を取り退任。東邦銀行から役員が派遣される。
2005年1月：CNG（圧縮天然ガス）エコステーションを開設。
2005年4月：銀行団との間で事業再建計画を締結。
2005年7月：若松ガス（現・アールティーコーポレーション）と若松ガス燃料機器（現・エスエスコーポレーション）の営業権が、昭和シェル石油100%子会社の株式会社CFエネルギー（現・若松ガス）へ譲渡。新たな若松ガス株式会社として再出発。
2005年8月1日：若松ガス化学工業をアペック（塩見ホールディングス）に売却。
2005年12月：東北熱変共同体の支援を受け、都市ガス地域全域で熱量変更作業が完了（13Aへ）。
2007年4月：喜多方LNGサテライトが竣工。
2009年8月：創立50周年を迎える。
2019年10月：創立60周年を記念し、2020年1月よりコーポレートブランドを「eneyou」とすることを発表。

事業所

本社・若松支店：会津若松市千石町4-16
福島支店：福島市上鳥渡字街道南25-1
福島充填所
郡山支店：郡山市安積町笹川字彼岸塚23－13
猪苗代支店：耶麻郡猪苗代町堅田字門上1170-6
猪苗代充填所
坂下支店：河沼郡会津坂下町新舘字大西578
坂下充填所
喜多方営業所：喜多方市七百苅8597-1 大幸ビル1F西
玉川工場：会津若松市扇町128-7
喜多方LNGサテライト：喜多方市岩月町宮津5817-1本田金属技術株式会社 喜多方工場内
駅前充填所：会津若松市扇町112-1

過去の観光事業

かつて若松ガスグループが運営していた観光施設は、現在は他社へ売却されています。

会津藩校日新館
会津武家屋敷
東山温泉 原瀧本館、今昔亭

会社概要（旧会社）

（旧）若松ガス株式会社

本社：福島県会津若松市千石町4番16号
資本金：7000万円
売上高：23億3900万円（2004年12月期）
従業員数：107名（2004年12月現在）
事業概要：都市ガス・プロパンガス・機器の販売、受注工事等

（旧）若松ガス燃料機器株式会社

本社：福島県会津若松市千石町4番16号
資本金：5000万円
売上高：37億1200万円（2005年3月期）
従業員数：97名（2005年3月現在）
事業概要：ガス機器・住宅関連商品・燃料油の販売等

（旧）若松ガス化学工業株式会社

本社：福島県会津若松市千石町4番16号
資本金：5000万円
売上高：29億200万円（2004年12月期）
従業員数：71名
事業概要：空調・給排水衛生設備工事、上下水道施設工事

外部リンク

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