若葉台 (横浜市)

横浜市旭区 若葉台

横浜市旭区の北西部に位置する若葉台（わかばだい）は、計画的に開発された大規模住宅団地『横浜若葉台団地』を中心に形成されている地名です。現在は若葉台一丁目から四丁目までが行政上の町域として定められており、その全域で住居表示が実施されています。

地理的特徴

若葉台は、旭区の他の地域からはやや離れた、区の北西端に位置しています。周辺は比較的緑豊かな環境が広がっています。南側は上川井町、東側は横浜市緑区の三保町と境界を接しています。また、北側は同じく緑区の霧が丘、西側は緑区の長津田町と隣接しており、区境に位置する特性を持っています。町域の大部分を占める『横浜若葉台団地』は、神奈川県住宅供給公社が手がけた大規模な住宅団地であり、多くの住民が暮らしています。

歴史

若葉台という地名の歴史は比較的浅く、その町域が形成されたのは1970年代後半です。当初は上川井町の一部であった地域が、大規模団地の開発に伴い新たな町として整備されました。具体的には、1979年（昭和54年）2月25日に、上川井町の一部が編入される形で、横浜市旭区若葉台一丁目から若葉台四丁目が誕生しました。

その後、町域の整備と並行して住居表示が順次実施されていきました。

1979年（昭和54年）3月26日には、まず若葉台一丁目で住居表示が実施されました。
1981年（昭和56年）3月1日には、若葉台二丁目において住居表示が実施されました。
1982年（昭和57年）7月19日には、若葉台三丁目の住居表示が実施された他、緑区に属していた三保町、十日市場町、長津田町のそれぞれ一部が若葉台二丁目に編入され、また緑区長津田町の一部が若葉台四丁目に編入されるという町域の変更も行われました。
そして、1983年（昭和58年）5月1日をもって、若葉台四丁目でも住居表示が実施され、現在の町域区分と住居表示がおおよそ確立しました。このように、周辺地域の一部を編入しながら、段階的に計画都市としての姿を整えていった歴史を持っています。

人口と経済

若葉台の世帯数と人口は、定期的に行われる国勢調査や横浜市の発表によりその動向が記録されています。情報源によれば、これらのデータは時間の経過に伴う変化を示しており、地域の社会構造や発展の様子をうかがい知ることができます。また、経済活動についても、経済センサス調査によって事業所数や従業員数の推移が把握されており、地域経済の規模や変動を知る手がかりとなっています。

主な施設

計画的に開発された若葉台エリアには、住民の生活を支える様々な施設が集積しています。

教育機関としては、星槎高等学校の他、横浜市立の学校として若葉台小学校、若葉台中学校、そして若葉台特別支援学校があり、地域の子供たちの学びの場を提供しています。これらの学校は、団地内の各エリアから通いやすいように配置されています。

医療施設も充実しており、地域の中核病院である横浜旭中央総合病院や、リハビリテーションに特化したイムス横浜旭リハビリテーション病院などがあり、高度な医療から身近な診療までをカバーしています。

商業施設としては、大型スーパーマーケットであるイトーヨーカドー 若葉台店があり、日々の買い物に便利です。その他、高齢者向けの住居施設としてヴィンテージ・ヴィラ横浜やトレクォーレ横浜 若葉台なども立地しており、多様なニーズに対応した住環境が提供されています。

また、地域の安全を守る旭警察署 若葉台交番や、郵便サービスを提供する横浜若葉台郵便局といった公共性の高い施設も整備されています。

インフラ

郵便については、若葉台の郵便番号は「241-0801」であり、集配業務は横浜旭郵便局が担当しています。警察による管轄区域も明確に定められており、地域住民の安全・安心が図られています。

若葉台は、大規模な住宅団地を中心に、生活に必要な様々な機能がコンパクトにまとまった、郊外型の計画都市としての特徴を持つ地域と言えるでしょう。

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