茂木貞純

茂木貞純

茂木貞純（もてぎ さだすみ、1951年 - ）は、日本の神道学者であり、國學院大學神道文化学部教授を務めています。神道宗教学会の理事、日本マナー・プロトコール協会の理事、そして熊谷市古宮神社の宮司という顔も持ち、多方面で活躍されています。

専門分野

専門は、神道学、神道祭祀、戦後神道史です。日本の伝統文化の根幹をなす神道について、学術的な研究を進め、その成果を社会に広く発信しています。また、皇位継承問題についても積極的に発言し、その見識は注目を集めています。

来歴

埼玉県熊谷市で生まれ、埼玉県立熊谷高等学校を経て1974年に國學院大學文学部神道学科を卒業しました。その後、1980年に同大学大学院神道学専攻博士課程を修了しています。学術的な研鑽を積んだ後、神社本庁に入庁し、教学研究部長や総務部長などの要職を歴任しました。2005年からは國學院大學神道文化学部に奉職し、後進の育成に力を注いでいます。

著書

茂木貞純は、神道に関する多くの著書を執筆しており、その研究成果は広く一般にも公開されています。

単著

『神道と祭りの伝統』神社新報社〈神社新報ブックス12〉、2001年
『日本語と神道：日本語を遡れば神道がわかる』講談社、2003年
『知識ゼロからの伊勢神宮入門』幻冬舎、2012年
『日本の暮しと神社』神社新報社〈神社新報ブックス20〉、2018年

これらの著書を通して、神道の教えや日本の伝統文化について、わかりやすく解説しています。

共編著・監修

『神道と日本文化』安蘇谷正彦,椙山林継,中西正幸,岡田莊司,茂木栄共著 兵庫県神社庁編 戎光祥出版 2006
櫻井よしこ,大原康男共著『皇位継承の危機いまだ去らず』 国民精神研修財団 扶桑社新書 2009
沼部春友共編著『新神社祭式行事作法教本』戎光祥出版、2011年
平井宥慶共監修『知識ゼロからのお参り入門：神棚・仏壇のお祀りの仕方』幻冬舎、2011年
前田孝和共著『遷宮をめぐる歴史：六十二回の伊勢神宮式年遷宮を語る』明成社、2012年
監修『図説地図とあらすじでわかる!：伊勢参りと熊野詣で』青春出版社〈青春新書INTELLIGENCE〉、2013年
監修『日本人なら知っておきたい!：図解神道としきたり事典』PHP研究所、2014年

共編著や監修の分野でも、神道に関する深い知識と理解を活かし、多岐にわたるテーマで貢献しています。

分担執筆

阪本是丸、石井研士 編『プレステップ神道学』弘文堂、2011年5月。ISBN 9784335000799。 - 第10章「祭りの作法――神社祭式行事作法」を担当。

論文

Cinii

関連項目

國學院大學の人物一覧

外部リンク

國學院大學
教員一覧

茂木貞純は、神道研究の第一人者として、その知識と経験を活かし、日本の伝統文化の発展に貢献しています。

もう一度検索