茂朱郡

茂朱郡（ムジュぐん）は、大韓民国全北特別自治道の北東部に位置する自然豊かな郡です。北東部は忠清北道永同郡、北西部は忠清南道錦山郡、西部は鎮安郡、南西部は長水郡、東部は慶尚北道金泉市、南部は慶尚南道居昌郡と接しており、多様な地域との交流があります。

地理と自然

郡の象徴とも言える徳裕山は、春のツツジや冬の樹氷で知られ、多くの観光客が訪れます。主峰の香積峰（標高1,614m）を中心とした連峰は、四季折々の美しい景観を作り出しています。特に冬は、黄海からの湿った大気が徳裕山や小白山脈にぶつかり、豊富な積雪をもたらすため、スキー場が設けられ、ウィンタースポーツを楽しむことができます。

歴史

茂朱郡は、歴史的にも重要な場所です。1914年の郡面併合により、錦山郡富南面が茂朱郡に編入され、茂朱面、茂豊面、雪川面、赤裳面、安城面、富南面の6面が成立しました。1979年には茂朱面が茂朱邑に昇格し、1邑5面となりました。

行政

現在の茂朱郡は、邑と面で構成されています。郡の行政は、茂朱警察署や茂鎮長消防署などの公共機関によって支えられています。また、交通の便も良く、統営-大田・中部高速道路が郡内を通り、徳裕山インターチェンジや茂朱インターチェンジが利用できます。

観光

茂朱郡には、数多くの観光スポットがあります。

徳裕山国立公園: 四季折々の自然美が楽しめる国立公園。
茂朱リゾート: スキーや温泉が楽しめるリゾート施設。
安国寺: 歴史ある寺院。
テコンドー園: テコンドーの歴史や文化を体験できる施設。
茂朱ホタル祭り: 清らかな自然の中でホタルの光を観賞できる祭り。

これらの観光資源は、茂朱郡を訪れる人々に多様な体験を提供しています。

オリンピック招致

茂朱郡は、1997年冬季ユニバーシアードの開催地として国際的なスポーツイベントを成功させた実績があります。また、2010年と2014年の冬季オリンピック国内候補地として江原道平昌郡と競いましたが、いずれも招致には至りませんでした。

外部リンク

茂朱郡公式サイト（韓国語）
茂朱郡公式サイト（英語）
茂朱郡公式サイト（中国語）
* 茂朱郡公式サイト（日本語）

茂朱郡は、豊かな自然と歴史、文化が調和した魅力的な地域です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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