茅ヶ崎市立室田小
学校は、
神奈川県茅ヶ崎市に所在する公立の小
学校です。この
学校は、地域に根ざした教育活動を展開し、未来を担う子どもたちの成長を支援しています。
沿革
室田小
学校は、
1979年(
昭和54年)
4月1日に開校しました。
学校の歴史は、開校当初から様々な施設の整備や教育環境の充実に向けた歩みで特徴づけられます。
開校間もない同年6月には、児童が安全に遊べるよう
遊具が設置されました。また、
学校の象徴となる
校章は
12月1日に、子どもたちの歌声となる
校歌は
12月18日にそれぞれ制定されました。
1980年(
昭和55年)
2月29日には、
学校の誕生日ともいえる開校記念日が4月15日に定められています。
施設の拡充も早期から進められました。
1981年(
昭和56年)2月には
体育館が完成し、雨天時や冬期間でも体育活動や集会が可能になりました。翌1982年(
昭和57年)
3月31日には、児童数の増加に対応するためか、校舎の西側が増築されています。
1984年(
昭和59年)
2月10日には、安全対策として
校庭東側に防球ネットが設置されました。
1985年(
昭和60年)に入ると、ユニークな
遊具である「アマゾンジャングル」が
1月8日に完成。同年
9月1日には、水泳学習に不可欠な
プールも整備され、教育環境が一層充実しました。
その後も施設の改善は続けられ、
1992年(平成4年)
3月30日には
体育館倉庫が、同年
7月2日には花壇が完成しました。1997年(平成9年)には、
3月14日に音楽室や多目的ホールを備えた増築校舎が完成し、教育活動の幅が広がりました。同年
11月12日には運動場の改修工事が行われ、より快適な環境で運動できるようになりました。
学校の節目として、
1998年(平成10年)4月14日には創立20周年を祝う記念式典が挙行されました。
2008年(平成20年)
11月7日には創立30周年、そして
2018年(平成30年)
11月19日には創立40周年記念として航空写真撮影が行われるなど、記念行事を通じて
学校の歴史が刻まれています。40周年記念行事では、
2019年(平成31年・
令和元年)
2月27日に神奈川フィルハーモニー管弦楽団によるコンサートが開催され、
学校の愛唱歌「みんなまっている」も誕生しました。
2000年代に入ると、既存施設の改修が重点的に行われました。
2000年(平成12年)のランチルーム改修を皮切りに、
2002年(平成14年)には校舎屋上防水、外壁、
校門、トイレの改修が行われ、建物の維持管理が進められました。
2003年(平成15年)
3月28日にはコンピュータ室が整備され、情報教育環境が整いました。
2005年(平成17年)には校舎内廊下灯や
プールサイドの改修が行われています。
安全対策として、
2006年(平成18年)
8月21日には校舎西側階段、翌
2007年(平成19年)
8月6日には校舎東側階段のアスベスト除去工事が実施されました。
2009年(平成21年)から
2010年(平成22年)にかけては、正門・東門、花壇の改修に加え、教室の改修工事が段階的に行われました。また、2011年(平成23年)
3月には各教室に
扇風機が設置され、夏場の学習環境が改善されました。近年の環境整備としては、
2019年(
令和元年)
8月に普通教室にエアコンが設置され、快適な学習環境が実現しました。同年
11月には校舎西側トイレの改修も完了しています。
2020年(
令和2年)には、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行という社会情勢を受け、
学校運営にも大きな影響が出ました。同年
3月2日には感染拡大防止のための臨時休業措置が取られ、
卒業式(
3月26日)や
修了式(
3月27日)、
始業式(
4月6日)は規模縮小や校内放送での実施となりました。入学式(
4月7日)は
校庭で行われるなど、感染対策を講じながらの実施となりましたが、その後再び臨時休業となるなど、異例の対応が続きました。この時期には、特別な支援が必要な児童のための「松の実教室」も開設されています。
室田小
学校が掲げる
学校教育目標は、「豊かな心を持ち、主体的・創造的に行動する子の育成」です。この目標のもと、児童一人ひとりが心豊かに成長し、自ら考え行動する力を育むことを目指しています。
学区
室田小
学校の学区は広範囲にわたります。主な地域としては、室田1丁目から3丁目、高田1丁目(一部を除く)から4丁目、甘沼の一部(県道遠藤茅ヶ崎線以東)、松林2丁目・3丁目(旧室田地区のみ)、本村5丁目(一部)、そして赤羽根の広範囲(93番地、94番地の一部、95番地〜421番地、463番地〜479番地、621番地〜778番地、795番地、3255番地〜3295番地、3297番地、3353番地〜3385番地)が含まれます。
主な進学先
室田小
学校を卒業した児童は、主に
茅ヶ崎市立松林中
学校または
茅ヶ崎市立円蔵中
学校へ進学します。
交通
学校への主な交通手段はバスです。
神奈川中央交通の「藤21」または「辻09」系統を利用し、「室田小
学校入口」停留所で下車すると、徒歩約1分で
学校に到着します。
東日本旅客鉄道(JR東日本)の東海道線や
相模線が乗り入れる「茅ケ崎駅」からは、これらの神奈中バスに乗車し、約20分で「室田小
学校入口」停留所に到着します。
周辺環境
室田小
学校は、
茅ヶ崎市立室田保育園と
茅ヶ崎市松林公民館に隣接しています。室田保育園は、多くの室田小
学校の児童が進学前に通う施設です。周辺には
神奈川県道44号伊勢原藤沢線が通っており、比較的交通量の多いエリアです。また、近隣には
新湘南バイパスがありますが、
学校周辺に直接の
インターチェンジはありません。妙行寺をはじめとする寺院も点在しており、落ち着いた雰囲気も感じられる地域です。