新湘南バイパス

新湘南バイパス

新湘南バイパスは、神奈川県藤沢市から茅ヶ崎市、平塚市を経由し、中郡大磯町に至る全長15.1kmの自動車専用道路です。一般国道1号と一般国道468号のバイパスとして機能し、中日本高速道路株式会社が管理する有料道路です。この道路は、排気量125cc以下の二輪車は通行できない自動車専用道路に指定されています。

概要

起点：神奈川県藤沢市城南
終点：神奈川県中郡大磯町東町
総延長：15.1km
規格：第1種第3級
設計速度：80km/h
車線数：4車線

現在の開通区間は、藤沢市城南から茅ヶ崎市柳島までの8.8kmです。

路線構成

藤沢ICから茅ヶ崎JCT間は、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）の一部を構成していますが、道路名としては新湘南バイパスのままです。高速道路ナンバリングでは、藤沢ICから茅ヶ崎JCT間が「C4」、それ以外の区間が西湘バイパスと共に「E84」として割り当てられています。

インターチェンジ

新湘南バイパスには、以下のインターチェンジがあります（未開通区間は仮称）。

歴史

1981年3月30日：藤沢IC - 茅ヶ崎中央IC間が事業認可。
1986年2月7日：茅ヶ崎中央IC - 茅ヶ崎西IC間が事業認可。
1987年3月3日：茅ヶ崎西IC - 茅ヶ崎海岸IC間が事業認可。
1988年3月30日：藤沢IC - 茅ヶ崎西IC間が開通。
1991年3月3日：茅ヶ崎海岸IC - 大磯IC（仮称）間が事業認可。
1991年11月1日：料金徴収期間が2048年3月29日までとなる。
1995年12月25日：茅ヶ崎西IC - 茅ヶ崎海岸IC間が開通。
2005年10月1日：日本道路公団から中日本高速道路株式会社に移管。
2010年2月2日：全線が無料化社会実験の対象区間に指定。
2010年6月28日：無料化社会実験開始。
2011年6月19日：無料化社会実験終了。
2012年7月11日：茅ヶ崎中央ICの茅ヶ崎海岸方面出入口を移設。
2013年4月14日：圏央道 茅ヶ崎JCT - 寒川北IC間開通に伴い、茅ヶ崎JCT供用開始。

未開通区間の状況

未開通区間である茅ヶ崎海岸ICから大磯IC（仮称）間は、湘南大橋付近の用地確保や沿線住民の反対などにより、着工の目処が立っていません。特に、ゴルフ場の移設、橋梁の耐震性、景観への配慮などが課題となっています。しかし、国道1号や134号の慢性的な渋滞を解消するため、早期の建設を望む声も多く、今後の動向が注目されます。

ハイウェイラジオ

茅ヶ崎（藤沢IC〜茅ヶ崎中央IC）
湘南（茅ヶ崎JCT〜茅ヶ崎海岸IC）

交通量

道路交通センサスによると、新湘南バイパスの交通量は以下の通りです。

※具体的な交通量データは、出典元の資料をご確認ください。

通行料金

2016年4月1日に料金体系が変更され、車種区分が高速自動車国道と同じ5車種区分になりました。普通車の料金は据え置きですが、車種間の料金比率が見直され、軽自動車や大型車などで値下げが行われました。

非ETC車の料金は、区間制・単純支払いです。
ETC車の料金は、対距離制で、上限額は従前の料金です。圏央道と連続利用する場合、ターミナルチャージは1回分となります。
時間帯割引は、深夜割引と休日割引が適用されます。休日割引は、終日5割引となる特例があります。

ETC2.0割引

ETC2.0搭載車に限定した割引も導入されています。藤沢IC - 茅ヶ崎JCT間の料金が、高速自動車国道普通区間と同じ水準に割引されます。

地理

新湘南バイパスは、以下の自治体を通過します。

神奈川県
藤沢市
茅ヶ崎市
平塚市
中郡大磯町

関連情報

中日本高速道路株式会社
国道1号
日本のバイパス道路一覧
関東地方の道路一覧
日本の高速道路一覧
日本の一般有料道路一覧
ミッシングリンク (日本の高速道路)

外部リンク

E84 新湘南バイパス（茅ヶ崎海岸IC－大磯IC）の進捗状況 - 中日本高速道路株式会社（NEXCO中日本）
国道1号 新湘南バイパス - 国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所
新湘南国道 - 茅ヶ崎市
１３４号線の暫定４車線化
* 再評価結果（平成24年度事業継続箇所） 事業名・一般国道１号 新湘南バイパス (PDF) - 国土交通省道路局国道・防災課

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