茅蜩橋

茅蜩橋：小矢部市の交通を支える橋梁

富山県小矢部市を流れる小矢部川に架かる茅蜩橋は、国道8号小矢部バイパス上に位置する重要な橋梁です。1980年5月25日に着工、1984年12月6日、小矢部バイパス芹川―西中野間の開通と同時に供用が開始されました。

橋の概要

位置: 富山県小矢部市西中野（左岸）と坂又（右岸）を結ぶ
路線: 一般国道8号
形式: PC桁橋
橋長: 200.2メートル
幅員: 25.5メートル（4車線完成時）
車線数: 暫定2車線（完成4車線）

交通量増加と4車線化事業

2015年7月、茅蜩橋の左岸付近に三井アウトレットパーク北陸小矢部が開業しました。その影響で、茅蜩橋の交通量は開業前の99%増と劇的に増加しました。この急激な交通量増加に対応するため、2014年度から芹川―桜町間で4車線化事業が開始されました。そして、交通量増加への対応策として、2017年度からは茅蜩橋の4車線化事業も本格的に着手されました。

4車線化事業は、増加する交通量に対応し、地域の交通インフラを整備する上で非常に重要な取り組みです。安全で円滑な交通の流れを確保することで、地域住民の生活の質向上だけでなく、観光客の利便性向上にも大きく貢献します。アウトレットパークへのアクセス向上も期待できます。

新たな橋の開通

2023年12月7日午前11時、茅蜩橋の下流側に新たに架けられた橋が、高岡方面へ向かう車線として供用を開始しました。これにより、高岡方面への交通渋滞緩和、さらなる利便性向上に繋がるものと期待されています。新たな橋の開通は、茅蜩橋の4車線化事業と相まって、小矢部市の交通インフラの更なる発展に寄与するでしょう。

茅蜩橋の役割と未来

茅蜩橋は、単なる道路橋梁としてだけでなく、小矢部市の発展を支える重要なインフラとしての役割を担っています。近年は交通量の増加に対応するための改良工事が進められていますが、その背景には、地域の経済活性化や生活の向上への貢献という重要な目的があります。今後も茅蜩橋は、小矢部市の発展とともに、地域の交通を支え続ける存在であり続けるでしょう。

関連事項

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