茨城ゴルフ倶楽部

茨城ゴルフ倶楽部の概要

茨城ゴルフ倶楽部は茨城県つくばみらい市にある魅力的なゴルフ場で、都心からもアクセスしやすい位置にあります。この地域は、江戸時代には純農村として知られており、豊かな自然環境に恵まれています。標高約500メートルの丘陵地には鬼怒川や小貝川が流れ、農畜産業も盛んに行われている美しいロケーションです。

歴史的背景

ゴルフ場の歴史は1930年まで遡ります。安達幸三郎商店が名古屋ゴルフ倶楽部に芝生を納入したことにより、ゴルフ場との関係が生まれました。その後、1935年に開場した信太山ゴルフ倶楽部や1937年の小金井カントリー倶楽部など、数々のゴルフ場の造成工事に携わってきた安達建設が、戦後に新たなゴルフ場を開発しようとした際、茨城県伊奈村小島新田の候補地に目をつけました。

1955年には東京都民ゴルフ場が台風によって冠水し、新たにコース用地を探す必要が生じました。その結果、放置されていた原野が候補地となり、安達建設は36ホール分の土地を買収しました。1960年にはコース設計を上田治に依頼し、工事が開始されました。

コースの特徴

1961年4月に東コースが仮開場し、翌1962年9月に西コースも完成しました。現在、茨城ゴルフ倶楽部は36ホールズの林間コースを持ち、各ホールは豊かな松林によって隔てられています。全体として地形は平坦ですが、東コースのフェアウェイは広く、マウンドや谷、池を備えており、戦略的なプレイを要求します。一方、西コースでは池越えのホールが多く、非常にチャレンジングです。

コース情報

• - 開場日: 1962年9月28日
• - 設計者: 上田 治
• - コースタイプ: 林間コース
• - コース面積: 1,480,000 m²（約44.7万坪）
• - パー: 144
• - ヤード数: 東コース7,336ヤード、西コース7,125ヤード
• - グリーン: 2グリーン（ベント、ニューベント）
• - フェアウェイ: コーライ
• - ラフ: ノシバ
• - プレースタイル: 乗用カート（5人乗り）、キャディ付き
• - 練習場: 20打席、260ヤード
• - 休場日: 毎週月曜日、12月31日、1月1日

クラブ情報

支配人は青木則明さんで、所属プロには細川和彦さんと石島美加さんがいます。クラブハウスは3,180 m²の広さがあり、山下寿郎設計事務所による設計が施されています。このゴルフ場は地域を越えた親睦を深めるため、上田治クラシック会も結成されています。

交通アクセス

スムーズなアクセスのため、つくばエクスプレスのみらい平駅からクラブバスを利用すると約5分で到着します。また、常磐自動車道の谷和原ICからは8キロメートルの距離です。

メジャー選手権

茨城ゴルフ倶楽部では、数回にわたってワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップなど重要な大会が開催されており、多くのゴルフファンに親しまれています。過去には2013年に日本オープンゴルフ選手権も実施され、プロ選手たちの熱戦が繰り広げられました。

このように、茨城ゴルフ倶楽部は歴史を持つ美しいゴルフ場であり、大会も多く開催されています。ゴルフ愛好者にとって、訪れる価値のあるスポットと言えるでしょう。

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