茨城王

茨城王（イバラキング）

茨城王（イバラキング）は、茨城県常総市在住の青木智也氏が運営・制作するウェブサイトであり、青木氏自身がメディアに出演する際の通称でもあります。2004年以降、『いばらぎじゃなくていばらき』、『続 いばらぎじゃなくていばらき』、『ごじゃっペディア』といった書籍を茨城新聞社より刊行し、茨城県に関する情報を発信しています。

人物・来歴

1973年、茨城県石下町（現常総市）に生まれた青木氏は、茨城県立下妻第一高等学校を経て明治学院大学社会学部を卒業。約1年半の社会人生活を送った後、書籍の出版や茨城県内のメディア出演など、茨城県に特化した活動を展開しています。

作風

茨城王の作風は、作者自身が生活する茨城県西部のサブカルチャー、風俗、そして現代的な事物に対する県民意識を題材としている点が特徴です。身近な題材を通して、茨城県民ならではの視点や感情を表現しています。

マックスコーヒー

茨城県民にとって馴染み深いマックスコーヒーも、茨城王の題材として取り上げられています。マックスコーヒーは、東京都足立区周辺から千葉県北部・茨城県南部を主な販売区域とする缶入り清涼飲料水（コーヒー）であり、作者の少年期の食習慣にも影響を与えました。近年ではペットボトルも販売されています。

不良少年・暴走族

茨城王は、不良少年や暴走族といったテーマにも独自の視点で切り込んでいます。一般的な風俗記事では、少年の外見や搭乗車両の特徴などを取り上げる程度ですが、茨城王は実際の少年の出身家庭やその後の生活など、長時間の観察に基づいた詳細な解説を行っています。

地元企業・自治体との関係

茨城王は、地元企業や自治体との連携も積極的に行っています。かつては、茨城県内に幅広く展開していたコンビニエンスストアチェーン・ココストア（旧・ホットスパー）と連携し、「週刊イバラキング」というタイトルで県内の行事や風物を紹介していました。しかし、ココストアが2015年12月にファミリーマートとの経営統合によって解散したため、「週刊イバラキング」は2015年11月で終了しました。その他にも、県内の各種イベントやラヂオつくばでのレギュラー出演など、多岐にわたる活動を展開しています。

音楽活動（イバラッパー）

イバラッパーという名義で音楽活動も行っており、茨城県内各地の様子を表現した楽曲を制作しています。2012年に茨城王として作詞を手がけたことをきっかけに、PCを使った作曲を始め、「イバラッパー」が誕生しました。プロバスケットボールチーム、茨城ロボッツの公式応援ソング「We are ROBOTS」も手がけています。

出演番組

いばキラTV - イバラキングのごじゃっぺハイスクール
だっぺ帝国の逆襲 - 茨城放送
茨城放送の番組「だっぺ帝国の逆襲」では、茨城について楽しく学んでいくことをテーマに、バラエティ番組に出演。国語（茨城弁）、社会（茨城の地理、歴史など）、音楽（イバラッパー、ご当地ソング）といった教科ごとに、イバラキングが先生となって、茨城県民として必要な知識を楽しくレクチャーしています。

関連項目

メロン：茨城県を代表する農産物の1つ。「イバラキング」という品種も存在するが、これは茨城王に因んで名づけられたものではないと、青木氏は自身のウェブサイトで説明しています。

外部リンク

茨城王 -イバラキング（日本語）
* 茨城王 (@ibaraking) - X（旧Twitter）

もう一度検索