茨城県立こども病院

茨城県立こども病院

茨城県立こども病院は、茨城県水戸市に位置する小児専門の医療機関です。この病院は、茨城県の条例に基づいて設立され、社会福祉法人恩賜財団済生会支部茨城県済生会が管理を行っています。隣接する水戸済生会総合病院の産科病棟とも連携し、包括的な小児医療を提供しています。

沿革

この病院の歴史は、1980年にさかのぼります。この年、「第二次茨城県福祉基本計画」に基づき、小児保健医療センターの設置が決定されました。その後、1985年1月には病院施設が完成し、同年7月1日に診療が開始されました。さらに、1989年にはカナダのアルバータ州立小児病院と姉妹病院の提携を結び、国際的な医療ネットワークの一環となりました。

2005年には「総合周産期母子医療センター」の指定を受け、母子医療の充実を図ってきました。このように、茨城県立こども病院は地域の小児医療の重要な拠点として、歴史と実績を積み重ねています。

診療科

病院は、以下の診療科を設置しており、それぞれが専門的な医療サービスを提供しています。

• - 第一医療局

- 新生児科
- 小児血液腫瘍科
- 小児循環器科
- 小児神経精神発達科
- 小児腎臓内科
- 小児総合診療科
- 小児内分泌科
- 小児アレルギー科
- 小児救急・集中治療科
- 放射線科

• - 第二医療局

- 小児外科
- 小児泌尿器科
- 心臓血管外科
- 小児脳神経外科
- 麻酔科
- 病理科
- 形成外科
- 整形外科

• - 診療協力部門

- 看護局
- 薬剤科
- 放射線技術科
- 臨床検査科
- 臨床工学科
- 臨床心理科
- 栄養科
- 診療情報管理室
- 図書室
- 医療管理支援部門
- 成育在宅支援室

このように、患者のニーズに応じた多様な診療科を構えており、専門家チームが協力して医療を提供しています。

医療機関の指定

茨城県立こども病院は、臨床修練指定病院や臨床研修指定病院としても認定されており、医療人材の育成にも力を入れています。また、総合周産期母子医療センターとして、母子に関する高度な医療を提供しています。

交通アクセス

病院へのアクセスは、公共交通機関や自家用車が利用可能です。JR常磐線の水戸駅からは、茨城交通バスを利用して水戸済生会病院総合病院経由の行き先に乗り、済生会病院で下車することができます。また、JR水戸線の赤塚駅からも同様のバスが運行しています。さらに、常磐自動車道の水戸インターチェンジからは車で約10分の距離にあります。

関連機関

病院は茨城県内の各医療機関と連携を深めており、例えば茨城県立中央看護専門学校や茨城県立つくば看護専門学校、茨城県立医療大学などとの関係が築かれています。これらの機関との協力により、地域全体での医療サービスの向上を目指しています。

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