茨城県道・千葉県道260号谷原息栖東庄線

茨城県道・千葉県道260号谷原息栖東庄線について

茨城県道・千葉県道260号谷原息栖東庄線は、茨城県鹿嶋市を起点とし、神栖市を経由して千葉県東庄町に至る、総延長19.915kmの一般県道です。この路線は、地域間の交通を円滑にする重要な役割を担っています。

概要

起点: 茨城県鹿嶋市谷原（茨城県道238号須賀北埠頭線交点）
終点: 千葉県東庄町新宿（国道356号交点）
総延長: 19.915 km
茨城県区間: 18.343 km
千葉県区間: 1.572 km
重用延長: 1.357 km（茨城県区間のみ）
未供用延長: なし
実延長: 18.558 km
茨城県区間: 16.986 km
千葉県区間: 1.572 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この県道は、いくつかの変遷を経て現在の形になりました。

1959年（昭和34年）10月14日: 前々身にあたる県道須賀息栖日川線が路線認定。
1967年（昭和42年）12月11日: 県道須賀息栖東庄線が路線認定。同時に須賀息栖日川線は廃止。
1974年（昭和49年）10月4日: 県道須賀息栖東庄線が廃止され、新たに県道谷原息栖東庄線が路線認定。
1975年（昭和50年）3月31日: 茨城県内の道路区域が決定。
1975年（昭和50年）4月1日: 茨城県内の道路供用開始。
1995年（平成7年）3月30日: 茨城県区間の整理番号が256から260に変更。

路線状況

この道路の大部分は対向2車線ですが、神栖市の一部区間ではセンターラインのない1車線区間が存在します。特に、神栖市高浜から萩原にかけての区間は、生垣集落の中を通るため道幅が狭く、普通車でもすれ違いに注意が必要です。大型車の通行は困難です。

また、終点近くの常陸利根川と利根川を渡る橋は、河口堰の上部が道路となっている珍しい構造で、重量制限14tの規制があります。さらに、茨城県内の鹿嶋市鰐川（鰐川浄水場）から神栖市下幡木（下幡木交差点）間は、緊急輸送道路として、災害時の被害拡大防止のため、電柱の設置が制限されています。

道路施設

谷原橋: 掘割川（鹿嶋市大字鰐川）
常陸川大橋: 常陸利根川（神栖市）。1971年3月竣工。
利根川大橋: 利根川（茨城県神栖市 - 千葉県東庄町県境）。1971年3月竣工。
黒部川大橋: 黒部川（東庄町）。1971年3月竣工。

通過する自治体

茨城県:
鹿嶋市
神栖市
千葉県:
東庄町

交差する主な道路

茨城県道350号平泉潮来線（神栖市鰐川）
茨城県道256号鹿島港潮来インター線（神栖市下幡木）
茨城県道50号水戸神栖線（神栖市筒井）
千葉県道・茨城県道44号成田小見川鹿島港線（神栖市息栖）

沿線

息栖神社（神栖市息栖）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
千葉県香取土木事務所『道路の現況 平成29年4月1日現在』

関連項目

常陸川大橋
利根川大橋
茨城県の県道一覧
* 千葉県の県道一覧

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