茨城県道・栃木県道216号岩瀬二宮線

茨城県道・栃木県道216号岩瀬二宮線

茨城県道・栃木県道216号岩瀬二宮線は、茨城県桜川市から栃木県真岡市に至る、全長約12.5kmの主要地方道です。この道路は、両県を東西に結び、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この道路は、桜川市の岩瀬地区を起点とし、筑西市北部を経由して真岡市の二宮地区へと至ります。かつては「岩瀬国分寺線」と呼ばれていましたが、路線再編により現在の名称となりました。特に、桜川市長方から中泉にかけての区間は、かつての国道50号の旧道にあたります。

路線データ

起点：茨城県桜川市中泉（国道50号長方交差点）
終点：栃木県真岡市久下田（栃木県道106号交点）
総延長：12.488 km
茨城県区間：11.001 km
栃木県区間：1.487 km
実延長：11.687 km
茨城県区間：10.200 km
栃木県区間：1.487 km

歴史

この道路の前身は、1959年に茨城県が認定した「岩瀬国分寺線」です。その後、1972年に現在の岩瀬二宮線として路線認定されました。1995年には、茨城県区間の整理番号が216に変更され、現在に至ります。

年表

1959年：茨城県が岩瀬国分寺線を県道路線認定。
1961年：栃木県が岩瀬国分寺線を県道路線認定。
1972年：茨城県が岩瀬二宮線として県道路線認定。岩瀬国分寺線を廃止。
1974年：栃木県が岩瀬二宮線として県道路線認定。
1995年：茨城県区間の整理番号が216に変更。
2001年：協和町小栗地内バイパスが延伸。
2004年：協和町小栗地内バイパスの一部が開通。
2005年：下館市下高田（栃木県界付近）バイパス延伸部が開通。
2009年：筑西市奥田〜下高田間のバイパス一部が開通。
2013年：桜川市中泉の国道50号接続新道が供用開始。小貝川を渡る加草橋が開通。
2014年：桜川筑西インターチェンジ入口の道路改良により、起点が長方交差点に移る。
2016年：筑西市小栗〜下高田の旧道区間が県道指定解除。

路線状況

北関東自動車道桜川筑西インターチェンジの開設に伴い、起点付近の道路構造が変更されました。そのため、国道50号から二宮方面へ向かう際には、長方交差点から進入する必要があります。
また、筑西市小栗〜下高田の区間は、人家が密集し道幅が狭いため、危険箇所とされていました。そのため、バイパス道路の整備が進められています。

バイパス

小栗バイパス

筑西市小栗から下高田にかけての区間には、小栗バイパスが整備されています。このバイパスは、全長3.0km、幅員14mの計画で、交通の円滑化と治水安全度の向上を目的としています。特に、小貝川を渡る新橋（加草橋）の架橋が重要な役割を果たしています。

道路施設

加草橋

小貝川に架かる加草橋は、旧橋と新橋があります。旧橋は1971年に竣工したPC橋でしたが、老朽化のため撤去されました。現在の加草橋は、2013年に開通した連続PC桁橋で、全長157m、幅員14mです。

地理

この道路は、茨城県と栃木県の県境付近を走行するため、筑西市付近では真岡市と筑西市を交互に通過します。通過する主な自治体は以下の通りです。

茨城県桜川市
茨城県筑西市
栃木県真岡市

交差する道路

国道50号（桜川市中泉）
茨城県道45号つくば真岡線（筑西市小栗）
茨城県道207号高田筑西線（筑西市小栗）
栃木県道106号久下田停車場線（真岡市久下田）

脚注

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
栃木県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
筑西土木事務所（茨城県区間の道路の管理事務所）
栃木県県土整備部
* 真岡土木事務所（栃木県区間の道路の管理事務所）

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