茨城県道・栃木県道51号水戸茂木線

茨城県道・栃木県道51号水戸茂木線

茨城県道・栃木県道51号水戸茂木線は、茨城県水戸市から栃木県芳賀郡茂木町に至る主要地方道です。この路線は、国道123号とほぼ並行しており、水戸市と茂木町を直線的に結ぶ役割を担っています。かつては狭隘で路面状況の悪い区間が多く存在しましたが、近年、茨城県と栃木県の両県で道路改修やバイパス建設が進められ、大幅に走行しやすい道路へと変化を遂げています。

概要

この県道は、国道123号が弓なりに進むのに対し、ほぼ直線で茂木町までを結んでいます。かつては全区間にわたり狭く、道路状況が良くない箇所が多くありましたが、平成以降、両県で道路改修やバイパス整備が積極的に行われました。栃木県内においては全区間の改修が完了し、茨城県内においても未改修区間は城里町七会地区にわずかに残るのみとなっています。また、沿線にはツインリンクもてぎがあり、この施設への重要なアクセス道路としての役割も担っています。

路線データ

起点：茨城県水戸市飯富町5207番地先（成沢入口交差点、国道123号交点、水戸北スマートインターチェンジ）
終点：栃木県芳賀郡茂木町大字茂木（神井大橋交差点、国道123号交点）
総延長：32.113 km（茨城県区間：23.227 km、栃木県区間：8.886 km）
重用延長：茨城県区間：1.134 km
実延長：30.913 km（茨城県区間：22.093 km、栃木県区間：8.820 km）

歴史

1959年（昭和34年）10月14日：茨城県道として認定
1961年（昭和36年）4月1日：栃木県道として認定
1969年（昭和44年）3月6日：東茨城郡常北町内の狭隘区間（最小幅員4m、延長943m）を2車線化
1973年（昭和48年）3月12日：東茨城郡常北町内の狭隘区間（最小幅員3m、延長999m）を2車線化
1984年（昭和59年）2月13日：西茨城郡七会村内の区間（1.22km）を2車線化改良区域に指定
1989年（平成元年）9月14日：国道123号への付替道路（水戸市飯富町、延長358.2m）が開通
1991年（平成3年）2月7日：水戸市内の狭隘道路を迂回するバイパス道路区域（1.7km）が決定
1993年（平成5年）5月11日：主要地方道に指定
1995年（平成7年）3月30日：茨城県区間の整理番号が57から51に変更
1997年（平成9年）4月15日：東茨城郡常北町内のバイパス道路が開通
2000年（平成12年）4月1日：水戸市～七会村間の区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定
2010年（平成22年）2月25日：東茨城郡城里町内の旧道（720m）が指定解除、町道へ降格
2012年（平成24年）3月30日：国道123号茂木バイパス全通に伴い、茂木町内の区間が県道指定を解除、町道に降格
2013年（平成25年）8月22日：東茨城郡城里町内の旧道区間（967m）が県道指定を解除、町道に降格

路線状況

道路法の規定に基づき、茨城県内の城里町の一部区間は緊急輸送道路として、災害時の被害拡大防止のため、電柱の設置が制限されています。

重複区間

茨城県道61号日立笠間線（城里町下古内）
茨城県道112号阿波山徳蔵線（城里町小勝 - 城里町塩子）
茨城県道39号笠間緒川線（城里町塩子：1.134km）

道路施設

坂下橋（前沢川、城里町上入野）
元小松橋（藤井川、城里町上入野）

通過する自治体

茨城県
水戸市
東茨城郡城里町
栃木県
芳賀郡茂木町

交差する主な道路

常磐自動車道 水戸北SIC下り出入口・国道123号（起点）
茨城県道52号石岡城里線（城里町上入野）
茨城県道61号日立笠間線（城里町下古内）
茨城県道112号阿波山徳蔵線（城里町小勝）
茨城県道39号笠間緒川線（城里町塩子）
国道123号（終点）

沿線にある施設

小松寺（城里町上入野）
サザンヤードカントリークラブ（城里町下古内）
日本自動車研究所城里テストセンター（城里町小坂）
ツインリンクもてぎ（茂木町桧山）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
栃木県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
水戸土木事務所（水戸市 - 城里町区間の道路の管理事務所）
栃木県県土整備部
* 真岡土木事務所（茂木町区間の道路の管理事務所）

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