茨城県道15号結城下妻線

茨城県道15号結城下妻線

茨城県道15号結城下妻線は、茨城県結城市を起点とし、筑西市を経由して下妻市に至る、全長約18kmの主要地方道です。この道路は、地域を結ぶ重要な役割を担っており、沿線には様々な施設や自然が広がっています。

概要

この県道は、結城市小田林の国道50号との交差点から始まり、東進した後、南へ折れて鬼怒川を渡ります。その後、筑西市船玉を通過し、下妻市長塚で国道125号に接続します。起点の小田林交差点から下小塙交差点までの区間は、かつて国道50号の旧道として利用されていました。

筑西市船玉から下妻市長塚までの区間は、鬼怒川の左岸に沿って南北に伸びており、美しい景観が楽しめます。

路線データ

起点: 茨城県結城市大字小田林字下宿1640番地先（国道50号交点=小田林交差点）
終点: 茨城県下妻市長塚字天神台423番3（国道125号交点=砂沼公園入口交差点）
総延長: 17.777 km
重用延長: 0.060 km
未供用延長: なし
実延長: 17.717 km

歴史

この県道は、その歴史の中で数々の変遷を経てきました。

1920年（大正9年）4月1日: 路線が認定されました。
1961年（昭和36年）3月31日: 道路区域が変更され、供用が開始されました。
1965年（昭和40年）: 下妻市内の区間で道路の線形改良や拡幅、鬼怒川に架かる栄橋の架け替えが行われました。
1969年（昭和44年）: 真壁郡関城町（現在の筑西市）と下妻市間の区間で道路改良が実施されました。
1970年（昭和45年）: 下妻市内の狭隘区間がバイパスに改築されました。
1971年（昭和46年）: 国道125号バイパスの開通に伴い、終点が変更されました。
1979年（昭和54年）: 下妻市内のバイパス道路が開通しました。
1980年（昭和55年）: 下妻市内の新道が供用開始されました。
1983年（昭和58年）: 下妻市内の旧道区間が市道に降格し、終点が変更されました。
1993年（平成5年）5月11日: 主要地方道に指定されました。
1995年（平成7年）3月30日: 整理番号が変更されました。
2000年（平成12年）4月1日: 特定区間が最大重量限度25トンの道路に指定されました。
2007年（平成19年）3月19日: 結城市内の国道50号旧道部分が編入されました。

路線状況

この県道の一部区間は、緊急輸送道路として指定されており、災害時の被害拡大防止のため、電柱の設置が制限されています。

重複区間

この県道は、以下の道路と重複している区間があります。

国道50号（結城市内の一部）
茨城県道54号明野間々田線（筑西市内の一部）
茨城県道233号山王下妻線（下妻市内の一部）

道路施設

栄橋: 鬼怒川に架かる橋で、1965年に竣工し、1993年に側道橋が設置されました。
桜橋: 北台川に架かる橋。

地理

通過する自治体は以下の通りです。

結城市
筑西市
下妻市

交差する道路

この県道は、以下の道路と交差しています。

国道50号（起点）
茨城県道17号結城野田線
茨城県道20号結城坂東線
茨城県道264号小山結城線
国道50号（結城バイパス）
茨城県道303号舟玉川島停車場線
茨城県道54号明野間々田線
茨城県道23号筑西三和線
茨城県道233号山王下妻線
国道125号（終点）

沿線にある施設など

沿線には、以下の施設などがあります。

結城警察署
結城市立結城中学校
JR水戸線 結城駅
茨城県立結城第二高等学校
鬼怒川
茨城県西自動車学校
下妻市立上妻小学校
茨城県立下妻特別支援学校
ビアスパークしもつま
砂沼
砂沼広域公園

まとめ

茨城県道15号結城下妻線は、結城市から下妻市に至る重要な道路であり、地域の発展に貢献しています。この道路は、歴史的な背景を持ちながらも、現代の交通ニーズに応えるべく整備されてきました。沿線には様々な施設や自然があり、ドライブや観光にも適した道路です。

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
筑西土木事務所
* 常総工事事務所

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