茨城県道180号長岡水戸線

茨城県道180号長岡水戸線

茨城県道180号長岡水戸線は、茨城県東茨城郡茨城町長岡を起点とし、水戸市に至る全長約9kmの一般県道です。この道路は、茨城町の長岡地区から水戸市街地へと、南東から北東方向へ延びています。

概要

この県道は、茨城町長岡の県道長岡大洗線との分岐点から始まり、水戸市東野町や元吉田町を経由して、水戸市柳町の国道51号との交差点に至ります。路線の大部分は、国道6号水戸バイパスや県道40号内原塩崎線と重複しており、特に茨城町区間ではその傾向が顕著です。水戸市元吉田町では、国道50号水戸バイパスとも交差します。また、国道6号との重複区間では、北関東自動車道茨城町東インターチェンジへのアクセスも可能です。

路線データ

起点：茨城県東茨城郡茨城町長岡3094番3地先（茨城県道40号内原塩崎線分岐、茨城県道106号長岡大洗線起点）
終点：茨城県水戸市柳町一丁目3番13号地先（国道51号交点）
総延長：9.005 km
重用延長：2.654 km
実延長：6.351 km

この路線は、大部分が自動車の通行に支障のない区間ですが、一部区間では道路状況に注意が必要です。

歴史

この道路は、江戸時代の水戸街道、明治初期の陸前浜街道の一部として利用されていました。1929年までは国道6号の一部であった歴史を持ち、沿道には水戸街道時代の一里塚が現存しています。現在の県道としての認定は1959年に行われ、当時は東茨城郡茨城町大字長岡を起点とし、水戸市を終点とする区間が県道長岡水戸線として認定されました。その後、1995年に整理番号が180に変更され、現在に至ります。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：路線認定（図面対照番号185）
1964年（昭和39年）9月21日：県道塩ヶ崎茨城線の区域変更に伴い、一部区間を編入
1980年（昭和55年）3月4日：下市土地区画整理事業に伴い、路線延長を変更
1995年（平成7年）3月30日：整理番号を242から180に変更
2017年（平成29年）2月27日：一部区間が町道に降格、起点を変更

路線状況

水戸市東野町から吉沢町までの区間は、災害時の緊急輸送道路として指定されており、電柱の設置が制限されています。これは、災害時の被害拡大を防ぐための措置です。

重複区間

茨城県道40号内原塩崎線（東茨城郡茨城町長岡地内）
国道6号（東茨城郡茨城町長岡の交点から水戸市東野町の分岐まで）

これらの重複区間は、交通の要所として機能しています。

地理

この県道は、以下の自治体を通過します。

茨城県
東茨城郡茨城町
水戸市

交差する道路

茨城県道175号塩ヶ崎茨城線（東茨城郡茨城町長岡）
国道6号水戸バイパス（東茨城郡茨城町長岡、水戸市東野町）
国道50号水戸バイパス（水戸市元吉田町）
茨城県道235号下入野水戸線（水戸市元吉田町）

これらの交差点は、地域交通の結節点となっています。

沿線施設

茨城町立長岡小学校（茨城町長岡）
茨城県自動車学校水戸校（水戸市東野町）
水戸市立吉田小学校（水戸市元吉田町）
薬王院（水戸市元吉田町）
吉田神社（水戸市宮内町）

沿線には、学校や神社など、地域住民にとって重要な施設が点在しています。

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
* 水戸土木事務所（道路の管理事務所）

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