茨城県道208号長沖藤代線

茨城県道208号長沖藤代線について

茨城県道208号長沖藤代線は、茨城県龍ケ崎市長沖町を起点とし、取手市小浮気を終点とする全長約11.253kmの一般県道です。この路線は、龍ケ崎市と取手市という2つの市を結び、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

路線の概要

この県道は、龍ケ崎市長沖町から小貝川を高須橋で渡り、取手市藤代地区を経由して、取手市小浮気に至ります。路線の一部には、国道6号の旧道が移管された区間が含まれています。具体的には、藤代の片町交差点から小浮気交差点までの区間と、片町交差点から龍ケ崎市の八間堰交差点までの区間が該当します。

路線データ

起点: 茨城県龍ケ崎市長沖町（茨城県道4号千葉竜ヶ崎線交点）
終点: 茨城県取手市小浮気747番1地先（国道6号交点、小浮気交差点）
支線: 茨城県取手市片町（片町交差点） - 龍ケ崎市佐貫町（八間堰交差点、国道6号交点）
総延長: 11.253 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 11.253 km
自動車交通不能区間延長: なし
幅員: 取手市藤代跨線橋付近：17 - 31.8 m（車道部6.0 m / 2車線）

歴史

この路線の歴史は古く、1923年（大正12年）には前身となる布川相馬線が路線認定されています。現在の茨城県道208号長沖藤代線としての認定は、1959年（昭和34年）10月14日に行われました。

その後、路線の拡幅やバイパスの整備が段階的に進められてきました。1971年には高須町付近の区間が拡幅改良され、1977年には千葉竜ヶ崎線バイパス開通に伴い、旧道の一部が編入されました。また、2008年には国道6号の藤代バイパス開通に伴い、旧道の一部が編入され、路線が延伸されました。

近年では、2012年に藤代跨線橋が開通し、2015年には国道6号の旧道の一部区間が国土交通省から茨城県に移管されるなど、路線の整備が進められています。

年表

1923年（大正12年）4月1日：布川相馬線が路線認定
1959年（昭和34年）10月14日：県道長沖藤代線として路線認定
1971年（昭和46年）6月28日：高須町付近を拡幅改良
1977年（昭和52年）4月26日：千葉竜ヶ崎線旧道の一部を編入
1987年（昭和62年）1月12日：長沖町付近の区間を供用開始
1994年（平成6年）12月19日：旧道の一部が市道に降格
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が275から208に変更
1998年（平成10年）7月9日：藤代町バイパスの道路区域決定
2002年（平成14年）3月27日：藤代町の一部バイパスが開通
2008年（平成20年）3月21日：国道6号旧道の一部を編入
2012年（平成24年）3月30日：藤代南の一部バイパスが開通
2012年（平成24年）7月15日：藤代の一部バイパスが開通
2012年（平成24年）11月16日：藤代陸橋が開通
2015年（平成27年）3月26日：国道6号旧道の一部が県道に移管

路線状況

現在、取手市藤代地区では、JR常磐線藤代駅の西側を迂回するバイパスの整備が進められています。このバイパスは、都市計画道路 内大圦線として計画されており、地域交通の円滑化に貢献することが期待されています。2012年には、JR常磐線を跨ぐ藤代跨線橋が開通しました。また、災害発生時の緊急輸送道路として、電柱の設置が制限されている区間もあります。

道路施設

この路線には、いくつかの主要な道路施設があります。

沖須橋: 龍ケ崎市と高須町を結ぶ旧小貝川に架かる橋
高須橋: 小貝川に架かる橋
藤代陸橋: JR常磐線を跨ぐ跨線橋で、藤代駅西側に位置
文巻橋: 小貝川に架かる橋

地理

茨城県の龍ケ崎市と取手市という2つの自治体を通過します。

交差する道路

以下の道路と交差しています。

茨城県道270号藤代停車場線
茨城県道210号谷田部藤代線
茨城県道251号守谷藤代線
茨城県道229号取手谷中線
茨城県道5号竜ヶ崎潮来線（支線上）

沿線施設

沿線には、以下の施設があります。

JR常磐線 藤代駅
取手市役所藤代庁舎
取手市立宮和田小学校
取手市立桜が丘小学校

まとめ

茨城県道208号長沖藤代線は、龍ケ崎市と取手市を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在です。歴史的な背景を持ちながら、近年ではバイパス整備や道路改修が進められ、より安全で快適な道路環境が整備されています。今後も、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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