茨城県道210号谷田部藤代線

茨城県道210号谷田部藤代線

茨城県道210号谷田部藤代線は、茨城県つくば市谷田部を起点とし、同県取手市藤代に至る、全長約15kmの一般県道です。この道路は、つくば市南部地域を南北に縦断する主要な交通路として、地域住民の生活を支えています。

概要

この県道は、つくば市谷田部の茨城県道3号つくば野田線（不動前交差点）から分岐し南下、取手市藤代へと至ります。つくば市南部（茎崎町地区）を縦断する形で、その総延長は約15kmです。以前は、つくば市境松から上岩崎にかけて道幅が狭く、車のすれ違いに困難を伴う箇所もありましたが、現在は拡幅工事が完了し、通行がスムーズになっています。

路線データ

起点: 茨城県つくば市谷田部 不動前交差点（茨城県道3号つくば野田線交点）
終点: 茨城県取手市藤代字蔵前719番1地先（茨城県道208号長沖藤代線交点）
総延長: 15.097 km
重用延長: 0.055 km
未供用延長: なし
実延長: 15.042 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

1959年（昭和34年）10月14日、茨城県は新たな県道として、筑波郡谷田部町（現：つくば市）を起点、北相馬郡藤代町（現：取手市）を終点とする区間を、県道谷田部藤代線として認定しました。その後、1995年（平成7年）に整理番号が210に変更され、現在に至ります。

年表

1920年（大正9年）4月1日：現在の路線の前身となる水海道竜ヶ崎線が路線認定。
1944年（昭和19年）6月14日：同じく、谷田部相馬線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：現在の路線が路線認定（図面対照番号221）。道路区域は、谷田部町大字谷田部の県道谷田部守谷線（現：つくば野田線）分岐から、藤代町大字藤代の県道藤代板戸井岩井線（現：守谷藤代線）交点までと決定。
1964年（昭和39年）5月1日：筑波郡伊奈村大字城中 - 北相馬郡藤代町大字浜田間を道路拡幅・線形改良し供用開始。
1986年（昭和61年）6月7日：北相馬郡藤代町大字下萱場 - 大字藤代間の小貝川に架かる小貝橋を供用開始。
1992年（平成4年）3月2日：藤代町大字浜田 - 大字上萱場間のバイパス（1.79km）を新設する道路区域を指定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が277から210に変更。
1995年（平成7年）11月1日：稲敷郡茎崎町大字上岩崎地内（上岩崎交差点付近）に約0.6kmのバイパスが開通。
2001年（平成13年）12月3日：藤代町大字藤代の旧道（416m）が指定解除され、藤代町道に降格。
2002年（平成14年）3月7日：茎崎町大字上岩崎の旧道（620m）が指定解除され、茎崎町道に降格。
2004年（平成16年）3月22日：つくば市境松 - 同市駒込の区間が、通行する車両の高さ制限4.1mの道路に指定。
2011年（平成23年）12月22日：つくば市境田 - 同市境松の狭隘区間（1.52km）を2車線化拡幅する道路区域を指定。
2020年（令和2年）4月1日：つくば市谷田部 - つくば市境松（県道19号交点）が、総重量25トン、高さ4.1mの車両制限道路に指定。

路線状況

道路法に基づき、以下の区間は緊急輸送道路として、災害時の被害拡大防止のため電柱の新設が制限されています。

つくば市飯田（つくば市道交差） - つくば市境田（つくば市道交差）
取手市下萱場（取手市道交差） - 取手市萱場（取手市道交差：萱場交差点）

道路施設

不動橋（常磐自動車道、つくば市谷田部）
細見橋（西谷田川、つくば市細見-龍ケ崎市庄兵衛新田町-つくばみらい市足高）
小貝橋（小貝川、取手市）

地理

通過する自治体

茨城県
つくば市
龍ケ崎市
つくばみらい市
取手市

交差する道路

つくば市
茨城県道3号つくば野田線（起点：不動前交差点）
茨城県道127号谷田部小張線（起点：不動前交差点、支線：つくば市谷田部3381地先の名称無し交差点）
茨城県道19号取手つくば線（境松交差点）
茨城県道46号野田牛久線（上岩崎交差点）
取手市
茨城県道211号高岡藤代線（重複区間あり）
茨城県道251号守谷藤代線（終点まで重複）
茨城県道208号長沖藤代線（終点：藤代庁舎東交差点）

沿線

茨城県立つくば工科高等学校（つくば市谷田部）
茨城県立藤代紫水高等学校（取手市紫水）
取手市立藤代小学校（取手市藤代）
取手市役所藤代庁舎（取手市藤代）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
土浦土木事務所（つくば市、つくばみらい市区間の道路の管理事務所）
竜ケ崎工事事務所（龍ケ崎市、取手市区間の道路の管理事務所）

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