茨城県道242号鉾田鹿嶋線

茨城県道242号鉾田鹿嶋線について

茨城県道242号鉾田鹿嶋線は、茨城県鉾田市から鹿嶋市に至る、全長約23.9kmの主要地方道です。この道路は、鹿島灘沿いを走る国道51号と、北浦湖畔を通る茨城県道18号の中間に位置しており、両道路のバイパスとしての役割も果たしています。地域住民の生活道路としてだけでなく、広域的な交通を円滑にする役割も担っています。

路線概要

起点：鉾田市二重作（茨城県道18号茨城鹿島線分岐）
終点：鹿嶋市大字大船津（国道51号/茨城県道238号須賀北埠頭線交点＝大船津交差点）
総延長：23.915 km
実延長：22.753 km

この道路は、鉾田市二重作を起点とし、鹿嶋市大船津を終点としています。路線の大部分は、ほぼ直線に近い線形であり、大きな交差点や信号も少ないため、比較的スムーズな交通が確保されています。ただし、起点付近には一部幅員が狭く、離合が困難な区間も存在します。

歴史

この道路は、1977年（昭和52年）に県道大洋鹿島線として認定されました。当時の起点は茨城県道18号の旧道交点、終点は国道51号の旧道交点でした。当初は、幅員が狭い区間も多く、道路状況は決して良いとは言えませんでした。その後、1978年から1990年（平成2年）頃にかけて、バイパス道路の整備や道路拡幅改良が継続的に行われ、現在の姿へと整備されました。

1995年（平成7年）には、茨城県道の整理番号の再編成により、現在の整理番号242に変更されました。また、2006年（平成18年）には、自治体合併に伴い、路線名が現在の県道鉾田鹿嶋線へと変更されました。2015年（平成27年）には、国道51号から移管された区間が編入され、現在の路線網が完成しました。

年表

1977年（昭和52年）2月3日：県道大洋鹿島線（整理番号401）として路線認定
1978年（昭和53年）5月1日：大野村内の現道の一部を拡幅2車線化改良
1986年（昭和61年）3月17日：大洋村内の新道の一部が開通
1986年（昭和61年）9月8日：大野村内の新道の一部が開通
1988年（昭和63年）8月11日：鹿島町内の新道の一部を供用開始
1989年（平成元年）3月31日：大野村、鹿島町内の新道が開通
1990年（平成2年）7月12日：大洋村内のバイパス道路が開通
1992年（平成4年）2月24日：鹿島町内の旧道の一部が町道に降格
1992年（平成4年）3月5日：大野村内の旧道の一部が村道に降格
1992年（平成4年）4月23日：大洋村内の旧道の一部が村道に降格
1995年（平成7年）3月30日：整理番号を242に変更
1995年（平成7年）11月30日：大洋村内の区間が編入
1997年（平成9年）1月13日：大洋村内のバイパスを新設する道路区域が決定
1997年（平成9年）3月10日：大洋村内のバイパス道路を新設する道路区域が決定
2002年（平成14年）3月27日：鹿嶋市内の区間が道路改良され供用開始
2006年（平成18年）4月1日：路線名称を鉾田鹿嶋線に変更
2015年（平成27年）4月1日：鹿嶋市内の区間が編入

路線状況

この道路の起点付近には、幅員が狭く、離合が困難な区間が存在しますが、主要な区間は対向2車線が確保されており、ほぼ直線に近い線形です。また、大きな交差点や信号が少ないため、交通の流れは比較的スムーズです。ただし、沿線にカシマサッカースタジアムがあることから、Jリーグのサッカー試合開催日には周辺道路が大変混雑することがあります。

地理

起点の鉾田市二重作は北浦沿岸の低地ですが、それ以南は鹿島台地に位置しています。そのため、道路は平坦で直線的な区間が多くなっています。沿線には住宅が点在し、サツマイモ畑や平地林など、のどかな風景が広がっています。

通過する自治体

茨城県
鉾田市
鹿嶋市

交差する道路

茨城県道18号茨城鹿島線（鉾田市二重作）
国道354号（鉾田市大蔵 大蔵交差点）
茨城県道186号荒井行方線（鹿嶋市和 荒井交差点）
国道51号・国道124号（鹿嶋市宮中 鹿嶋消防署南交差点）
国道124号（鹿嶋市宮中 下津入口交差点）
茨城県道18号茨城鹿島線（鹿嶋市城山4丁目 鹿島小学校前交差点）
国道51号・茨城県道238号須賀北埠頭線（鹿嶋市大船津 大船津交差点）

沿線施設

茨城県立鹿島灘高等学校（鹿嶋市大小志崎）
* 茨城県立カシマサッカースタジアム（鹿嶋市神向寺）

まとめ

茨城県道242号鉾田鹿嶋線は、鉾田市と鹿嶋市を結ぶ重要な幹線道路であり、地域住民の生活を支えるとともに、広域的な交通を円滑にする役割を担っています。沿線にはカシマサッカースタジアムがあり、サッカーファンにとっても重要な道路となっています。

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