国道354号

国道354号（こくどう354ごう）

国道354号は群馬県高崎市から茨城県鉾田市まで続く一般国道です。この道路は多くの地域を結び、特に群馬県内では西毛地域と東毛地域をつなぐ重要な役割を果たしています。

概要

国道354号は、群馬県佐波郡玉村町から茨城県坂東市にかけて、利根川をほぼ平行に走ります。群馬県内では通勤や帰宅時に混雑が生じることがありますが、これは市街地を通るため、交差点が多く右左折が頻繁に発生するためです。これに対処するため、2014年8月には高崎市から邑楽郡板倉町を結ぶ東毛広域幹線道路がバイパスとして開通しました。これにより国道354号の混雑緩和が期待されています。また、高崎市の旧道区間の大部分は群馬県道142号として降格されました。

茨城県内でも狭隘な箇所が存在し、交通が集中する時間帯には混雑が見られます。このため、境岩井バイパスなど複数のバイパスの計画が進められています。

路線データ

国道354号の起終点や主要経過地は以下の通りです。

• - 起点：高崎市（君が代橋交差点、国道17号交点および国道18号起点）
• - 終点：茨城県鹿島郡大洋村（大洋総合支所入口交差点、国道51号交点）
• - 重要な経過地：伊勢崎市、太田市、館林市、古河市、猿島郡総和町、境町、岩井市、水海道市、つくば市、土浦市、行方郡玉造町

国道354号の総延長は197.8kmで、そのうち茨城県が122.7km、群馬県が70.9km、埼玉県が4.2kmを占めます。

歴史

国道354号は1975年4月1日に一般国道として指定され、当時の起点は富士見町交差点でした。その後、1993年に起終点が改正され、茨城県大洋村までの区間が追加されました。

道路の改良が続き、特に2000年代以降はバイパス道路の開通が目立っており、例えば2012年には北浦バイパスが開通しました。このバイパス道路は、東日本大震災で崩落した鹿行大橋の架け替えも含まれていました。

現在の状況

国道354号は地域の交通の要所となっており、一般道や多くのバイパスが整備進行中です。特に、通称「さんごーよん」として知られているこの路線は、様々な名称を持つ世代交代した旧道も含まれ、地域の交通網を支えています。

通過する自治体には、群馬県の高崎市、伊勢崎市、館林市などが含まれ、さらに茨城県の古河市やつくば市、鉾田市なども通過します。

国道354号は地域の産業や人々の移動に欠かせない存在であり、今後も交通安全や利便性の向上に向けた取り組みが期待されます。

もう一度検索