茨城県道248号八溝山公園線

茨城県道248号八溝山公園線について

茨城県道248号八溝山公園線は、茨城県久慈郡大子町内に位置する一般県道です。この道路は、茨城県の最高峰である八溝山への観光ルートとして重要な役割を担っています。起点となる場所は、主要地方道である大子那須線との交差点であり、そこから八溝山の南斜面を登り、山頂付近へと続いています。全長は約7.5kmで、八溝山頂へ自動車でアクセスできる貴重なルートの一つです。周辺の道路や福島県道377号八溝山線と合わせて、山頂への登山道としての役割も果たしています。

概要

この道路は、八溝山への観光客だけでなく、地元住民にとっても重要な生活道路となっています。また、八溝林道と合わせて奥久慈里山ヒルクライムルートの一部としても利用されており、サイクリストにも人気があります。八溝山は、豊かな自然に恵まれた場所であり、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。

路線データ

起点：茨城県久慈郡大子町大字上野宮字八溝1532-6番地（茨城県道28号大子那須線交点）
終点：茨城県久慈郡大子町大字上野宮字枕石2146-2番地（八溝山頂上付近）
総延長：7.585 km
重用延長：なし
未供用延長：なし
実延長：7.585 km
自動車交通不能区間延長：なし

歴史

この道路は、元々は腐沢林道として利用されていました。1989年（平成元年）2月16日に県道に昇格し、現在の茨城県道248号八溝山公園線となりました。しかし、昇格当初は林道をそのまま利用したため、道幅が狭く、路面状況も良くない悪路でした。その後、道路改良工事が進められ、部分的な供用を経て、2014年（平成26年）2月には全線が開通しました。

年表

1989年（平成元年）2月16日：腐沢林道が県道に昇格し、路線認定（整理番号419）される。道路区域は、久慈郡大子町大字上野宮字八溝から同町大字上野宮字枕石まで（7.61 km）と決定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が419から現在の248に変更。
2003年（平成15年）2月27日：久慈郡大子町大字上野宮字八溝、大字上野宮字沼の沢までの狭隘な区間が改良され供用開始。
2014年（平成26年）2月13日：未開通区間（1.095 km）が供用開始となり、全線開通。

地理

この道路は、八溝山の腐沢沿いを登り、中腹から稜線へと続く急峻な地形を辿ります。沿線には八溝嶺神社があり、中腹には坂東三十三観音霊場の第二十一番札所である日輪寺があります。このため、道路は自然豊かな景観の中を縫うように走っており、ドライブやツーリングを楽しむことができます。

通過する自治体

久慈郡大子町

交差する道路

主要地方道大子那須線（久慈郡大子町大字上野宮字八溝・起点）

沿線

八溝山（茨城県・福島県境）
八溝山湧水群
日輪寺（大子町上野宮）

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
常陸大宮土木事務所大子工務所

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