茨城県道255号鹿島港線

茨城県道255号鹿島港



茨城県道255号鹿島港線は、茨城県神栖市から鹿嶋市へと至る、全長約13kmの主要地方道です。この道路は、鹿島港へのアクセス路としての役割を担い、地域の産業と経済を支える重要なインフラとなっています。

概要



この県道は、国道51号と鹿島臨海工業地帯の高松地区を結ぶ、産業と経済活動に不可欠な路線です。神栖市光の鹿島港中央航路付近を起点とし、鹿嶋市明石の国道51号に接続するルートは、大部分が鹿島灘海岸線に沿って走ります。ルートには、旧道と現道が存在し、それぞれの区間で異なる風景が楽しめます。

起点付近では、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区方面へ向かう旧道と、鹿島港魚釣園方面へ向かう現道の二つのルートに分かれます。終点付近では、国道51号旧道に接続するルートと、鹿嶋バイパスに接続するルートが存在します。

路線データ



起点:茨城県神栖市大字居切字海岸砂地1909-23番地(鹿島港
終点:茨城県鹿嶋市明石(国道51号交点)
総延長:13.010 km
重用延長:0.120 km
実延長:12.890 km

歴史



1966年鹿島港の航路建設に伴い、前身の県道波崎鹿島線が分断され、鹿島港以北の区間が新たに県道鹿島港線として認定されました。その後、1995年に整理番号が現在の255に変更され、今日に至ります。

年表



1959年:前身の県道波崎鹿島線が認定。
1966年鹿島港線が路線認定、同時に波崎鹿島線が廃止。
1969年鹿島港建設に伴い、起点を移動、路線変更。
1973年鹿嶋市内で新道の一部が供用開始。
1974年鹿嶋市内で新道が供用開始、旧道が指定解除。
1978年:都市計画道路 粟生浜清水線として事業化。
1984年:神栖町と鹿嶋町で旧道の付け替え道路が開通。
1986年:旧道の一部区間が不要地処分。
1990年:鹿嶋町内で現道区間が4車線化。
1992年:鹿嶋町内でバイパスの一部が開通。
1995年:整理番号が255に変更。
1999年鹿嶋市内でバイパスの一部が開通。
2002年:鹿嶋バイパス開通に伴い、接続バイパスの一部が開通。
2010年鹿嶋市内で旧道の一部が区域除外。
2011年:鹿嶋市内でバイパスが全線開通。
2019年鹿嶋市内の区間が、車両の高さ制限や国際コンテナ車の重量・長さ上限引き上げ道路に指定。

路線状況



主要区間は都市計画道路として整備され、4車線の産業[[道路]]となっています。鹿島臨海工業地帯へのアクセスを担うため、大型車両の通行が多いです。鹿嶋市新浜地区までは片側1車線ですが、下津から終点までは4車線のバイパスが整備されています。また、一部区間は緊急輸送道路に指定されており、災害時の対応が考慮されています。

道路施設



平井歩道橋(鹿嶋市大字平井)
明石陸橋(鹿嶋市明石):国道51号旧道(現:鹿嶋市道)と立体交差する陸橋。

地理



通過する自治体は、鹿嶋市神栖市です。

交差する道路



国道51号鹿嶋バイパス(鹿嶋市明石 スタジアム北交差点)
国道51号鹿嶋市明石 明石交差点)
茨城県道239号粟生木崎線(鹿嶋市粟生 粟生交差点)

沿線施設



鹿島アントラーズクラブハウス(鹿嶋市粟生)
高松緑地公園(鹿嶋市光)
日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区(鹿嶋市光)
日本製鉄鹿島火力発電所
日鉄ステンレス鹿島製造所(鹿嶋市光)
日鉄鋼管鹿島製造所
中央電気工業鹿島工場
エア・ウォーター鹿島工場
鹿島共同火力鹿島共同発電所(鹿嶋市新浜)
鹿島港魚釣園(鹿嶋市新浜)

脚注



注釈



なし

出典



茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献



茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目



茨城県の県道一覧

外部リンク



茨城県土木部 潮来土木事務所(道路の管理事務所)

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