鹿島共同火力

鹿島共同火力株式会社について

鹿島共同火力株式会社（Kashima Kyodo Thermal Electric Power Co., Inc.）は、茨城県鹿嶋市に本社を構える発電事業者です。1969年に住友金属工業（現・日本製鉄）と東京電力の共同出資によって設立され、地域の工業発展に貢献しています。

設立の背景と目的

鹿島共同火力は、住友金属工業が鹿島臨海工業地帯に進出する際に、東京電力とのパートナーシップのもと立ち上げられました。この共同出資の目的は、工場から排出される副生ガスや重油を利用して、効率的な発電を行うことです。特に、日本製鉄の鹿島地区で発生する高炉ガスやコークス炉ガスをメインの燃料とし、環境に配慮した形で発電を行っています。

発電所とその運営

鹿島共同発電所では、これらの副生ガスを利用した火力発電が行われており、地域の電力需要を支える重要な役割を果たしています。1973年7月には、発電所の1号機が営業運転を開始し、以来、安定的な電力供給を実現しています。発電所は最新技術を導入し、効率的かつ持続可能な方法で電力を生成し、地域経済の発展を支える重要なインフラとなっています。

沿革

鹿島共同火力の沿革は以下の通りです：

• - 1968年12月 - 鹿島製鉄所が発足。
• - 1969年12月 - 住友金属工業と東京電力の共同出資により、鹿島共同火力が設立された。
• - 1971年1月 - 鹿島製鉄所で第1高炉が火入れされる。
• - 1973年7月 - 鹿島共同発電所の1号機が営業運転を開始する。

このような歴史の中で、鹿島共同火力は地域の発電ニーズを的確に捉え、安定した電力供給を行っています。

まとめ

鹿島共同火力株式会社は、茨城県鹿嶋市に位置する発電事業者で、住友金属工業と東京電力の共同出資によって設立されました。発生する副生ガスを主な燃料として発電を行い、地域の電力供給を担ってきました。今後も持続可能な発電に努め、地域社会に貢献していくことが期待されています。

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