茨城県道272号牛久停車場線

茨城県道272号牛久停車場線について

茨城県道272号牛久停車場線は、茨城県牛久市内を通る県道で、JR常磐線牛久駅と国道408号を結ぶ、全長約2.1kmの路線です。この道路は、牛久駅東口から駅前の街路を経て国道408号に接続しており、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、もともと国際科学技術博覧会（科学万博-つくば'85）の開催に合わせて、牛久駅東土地区画整理に伴う都市計画道路として整備されました。その後、茨城県が牛久駅西口から東口の街路へと路線を再認定し、現在の形となりました。この道路は、牛久駅へのアクセスを向上させるとともに、周辺地域の発展にも貢献しています。

路線データ

起点: 牛久市中央（牛久駅東口）
終点: 牛久市栄町3丁目187番地（国道408号交点＝栄町三丁目交差点）
総延長: 2.108 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 2.108 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は、1959年（昭和34年）に旧牛久停車場線として路線認定されたことに始まります。当時の路線は、旧国鉄牛久駅の西口と一級国道六号線（現在の国道6号）を結ぶものでした。

その後、1982年度から牛久駅東口広場、都市計画街路 東口・柏田線、下町・栄町線が整備され、1985年3月に供用開始されました。これらの道路が、現在の県道牛久停車場線の前身です。科学万博開催期間中には、牛久駅と万博会場を結ぶシャトルバスが運行されました。

1987年（昭和62年）3月2日には、旧・県道牛久停車場線（整理番号316）が廃止され、現在の路線が再認定されました。この時、起点が牛久市牛久町、終点が牛久市栄町（国道408号）に変更されています。1995年（平成7年）には、整理番号が272に変更され、現在に至ります。

年表

1959年（昭和34年）10月14日: 旧・県道牛久停車場線が路線認定（牛久停車場 - 一級国道六号線交点）。
1981年（昭和56年）7月13日: 都市計画道路 貝塚・中根線の都市計画事業化。
1984年（昭和59年）9月1日: 旧・牛久停車場線の牛久駅 - 国道6号・牛久駅西出口交差点の追加指定区間を供用開始。
1984年（昭和59年）12月27日: 旧・牛久停車場線の新道工事完了に伴い、旧道を県道指定解除。
1987年（昭和62年）3月2日:
現・牛久停車場線（整理番号418）が路線認定。
道路の区域は、牛久市牛久町（牛久駅東口） - 同市栄町3丁目（国道408号・栄町三丁目交差点）の2,104.39m区間に決定し、供用開始。
1995年（平成7年）3月30日: 整理番号が418から272に変更。
2017年（平成29年）12月11日: 牛久市5丁目の区間が電線共同溝を整備すべき道路に指定。

路線状況

道路法の規定に基づき、牛久中央（JR牛久駅） - 同市栄町（栄町3丁目交差点）間は、緊急輸送道路として、災害発生時の被害拡大防止のため、道路用地内に電柱を建てることを制限しています。

別名

竜ケ崎・牛久都市計画道路 貝塚・中根線
牛久市神谷6丁目 - ひたち野東1丁目を南北に結ぶ4車線の街路。このうち、下柏田交差点 - 国道408号・栄町三丁目交差点間が、県道牛久停車場線の指定区間です。

道路施設

栄町交差点（牛久市中央四丁目・柏田町）

地理

通過する自治体: 茨城県牛久市
交差する道路: 国道408号（牛久市栄町3丁目・終点）
沿線:
JR常磐線牛久駅（牛久市中央5丁目）
シャトーカミヤ（牛久市中央3丁目）

まとめ

茨城県道272号牛久停車場線は、牛久駅と国道408号を結ぶ重要な路線であり、地域住民の生活や経済活動を支えるだけでなく、災害時には緊急輸送道路としての役割も担っています。その歴史は、都市計画や地域開発と密接に関わっており、これからも地域社会の発展に貢献していくでしょう。

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