牛久駅

牛久駅（うしくえき）

牛久駅は、茨城県牛久市牛久町に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）常磐線の駅です。駅は牛久市の中心部に位置し、地域における重要な交通拠点としての役割を担っています。また、つくば市茎崎地区や牛久シャトーへのアクセスにも便利な駅です。

歴史

牛久駅は、1896年（明治29年）12月25日に日本鉄道の駅として開業しました。その後、1906年（明治39年）に日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となり、1909年（明治42年）の線路名称制定により常磐線に所属しました。国鉄分割民営化を経て、1987年（昭和62年）4月1日からはJR東日本の駅となっています。

駅舎は1984年（昭和59年）に橋上化され、現在の姿となりました。1990年代には、エスカレーターの設置や自動改札機の導入が行われ、2001年（平成13年）にはICカード「Suica」が利用可能になるなど、利便性の向上が図られてきました。

2007年（平成19年）には、駅の発車メロディが変更され、1番線に「グリーングリーン」、2番線に「オー・シャンゼリゼ」が採用されました。これらのメロディは、牛久市の観光振興策の一環として、地域のイメージを表現したものです。

駅構造

牛久駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。かつては2面3線（+擬似中線）の構造でしたが、ひたち野うしく駅の開業に伴い現在の形に改められました。ホームにはエレベーターが設置されており、バリアフリー化にも配慮しています。駅業務は、JR東日本ステーションサービスが受託しており、みどりの窓口やSuica対応の自動改札機が設置されています。

駅の構内には、LED式の発車標が設置されているほか、以前はホーム上に蕎麦店がありましたが、現在は待合室が設置されています。

発車メロディ

牛久駅の発車メロディは、2007年（平成19年）1[[2月1日]]から、牛久市当局などによる観光振興策として、地域の特色をイメージしたものが使用されています。

1番線：「グリーングリーン」 - 緑豊かな牛久沼畔をイメージ。
2番線：「オー・シャンゼリゼ」 - ワイン醸造場牛久シャトーからフランス・パリをイメージ。

駅設備

自動改札機（Suicaおよび不正乗車防止システム対応）
みどりの窓口（2か所）
自動券売機
指定席券売機
のりこし精算機
トイレ
売店「NewDays」

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は10,776人です。駅の利用者は、2000年度以降も安定して推移しています。

駅周辺

牛久駅の周辺は、西口側には再開発ビルや商店街が形成され、東口側には新興住宅地が広がっています。駅周辺は「本町」と呼ばれており、商業と住宅が混在するエリアです。また、かつては駅と牛久シャトーを結ぶ貨物線が存在しました。

駅の西側にはミニ駅ビル「アステア」があり、2階店舗フロアは駅の改札口から、1階店舗は駅前広場からアクセスできます。

駅の東西には公衆トイレが設置されており、駅周辺には複数の駐輪場があります。

2007年（平成19年）12月からは、駅の愛称として、西口が「かっぱ口」、東口が「シャトー口」と呼ばれるようになりました。

西口

西口は、木造駅舎時代からの歴史を持つ側で、かつては国道6号線に向かって駅舎がありました。かつては西友牛久店が存在しましたが、現在は配送センターとして利用されています。

東口

東口は、1984年（昭和59年）の橋上駅舎化以降に整備された出口です。駅前広場は、2016年（平成28年）に改修工事が完了し、芝生広場やモニュメントが設置され、憩いの場としての機能も備えています。東口駅前広場は、「やっぺやっぺ広場」という愛称で親しまれています。

バス路線

牛久駅には、関東鉄道、牛久市コミュニティバス（かっぱ号）、つくバスが乗り入れています。

西口

関東鉄道：茎崎高校、緑が丘団地、三日月橋生涯学習センター、みどりの駅、生物研大わしキャンパス、筑波大学病院、谷田部車庫方面
牛久市コミュニティバス（かっぱ号）：刈谷ルート、刈谷城中ルート、つつじヶ丘ルート
つくバス：茎崎シャトル

東口

関東鉄道：あみプレミアム・アウトレット、牛久浄苑、小坂団地、ニュータウン長山、みどり野循環、さくら台循環方面
牛久市コミュニティバス（かっぱ号）：通勤ライナー（上柏田・むつみルート、さくら台・みどり野ルート）、みどり野ルート、小坂団地ルート、運動公園ルート

隣の駅

* JR常磐線：龍ケ崎市駅 - 牛久駅 - ひたち野うしく駅


牛久駅は、地域の交通拠点として、また市民の生活を支える駅として、重要な役割を果たしています。

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