茨城県道289号富谷稲田線

茨城県道289号富谷稲田線について

茨城県道289号富谷稲田線は、桜川市富谷を起点とし、笠間市稲田に至る全長約11.9kmの一般県道です。この道路は、地域住民の生活道路としてだけでなく、沿線地域の産業を支える重要な役割を担っています。

路線概要

起点：茨城県桜川市富谷（茨城県道41号つくば益子線交点）
終点：茨城県笠間市稲田（国道50号交点）
総延長：11.926 km
実延長：10.780 km

この路線は、桜川市富谷から東へ進み、国道50号と並走する形で笠間市稲田に至ります。桜川市南飯田から亀岡にかけては、茨城県道257号西小塙真岡線と重複しています。

歴史

1959年（昭和34年）に県道富谷稲田線として路線認定され、その後、路線の延伸やバイパスの整備が行われてきました。1995年（平成7年）には現在の整理番号289に変更されています。

主な出来事

1959年（昭和34年）：県道富谷稲田線として路線認定
1971年（昭和46年）：県道岩瀬益子線バイパス供用に伴い起点側を延伸
1990年（平成2年）：岩瀬町内の一部区間で道路拡幅とバイパス新設
1995年（平成7年）：整理番号が289に変更
2005年（平成17年）：岩瀬町内の道路改良により旧道が市道に降格

路線状況

この道路は、一部区間で道路改良がされていますが、大部分は1～1.5車線の狭隘な道路が続いています。特に笠間市稲田地区では、大型ダンプカーなどの通行もあるため、注意が必要です。

道路施設

沿線には、以下の橋梁があります。

南橋（大川、桜川市南飯田）
菊能橋（布川、桜川市亀岡）
川端橋（桜川、桜川市山口）
中田橋（桜川、桜川市山口）
山口橋（桜川、桜川市山口）
堂岸橋（稲田沢川、笠間市稲田）

地理

桜川市内では、岩瀬盆地の北部に位置する農耕地帯を東西に横断し、笠間市との市境付近では、八溝山地を越える山道となります。笠間市稲田地区は、特産の御影石（稲田石）の産地であり、石切場や石材加工場が点在しています。

通過自治体

桜川市
笠間市

交差する道路

茨城県道257号西小塙真岡線（桜川市亀岡）

沿線施設

石の百年館（笠間市稲田）

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

この道路は、地域住民の生活を支えるとともに、沿線地域の特色ある景観を形作っています。

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