茨城県道30号水戸岩間線

茨城県道30号水戸岩間線について



茨城県道30号水戸岩間線は、茨城県水戸市から笠間市に至る主要地方道です。通称「岩間街道」として地域住民に親しまれています。この路線は、水戸市大工町を起点とし、笠間市下郷を終点とする全長約20kmの道路です。

概要



水戸市大工町で国道50号から分岐し、南西方向に進み、笠間市土師十字路を経由して岩間駅前に至り、国道355号に接続します。かつて江戸時代には、水戸から岩間、筑波山を越えて下妻市を経て群馬県に至る瀬戸井街道の一部でした。

路線データ



起点:水戸市大工町三丁目(国道50号交点)
終点:笠間市下郷(国道355号交点)
総延長:20.253 km
実延長:20.218 km

歴史



1959年(昭和34年)に県道として認定され、水戸市と西茨城郡岩間町(現在の笠間市)を結ぶ路線となりました。水戸市見川町の桜山橋付近は、歩道が未整備で危険な状態でしたが、2014年11月に歩道が整備されました。1993年(平成5年)には主要地方道に指定され、1995年(平成7年)に整理番号が変更されました。1997年(平成9年)には涸沼川を渡る舟場橋が架け替えられました。2015年(平成27年)には、笠間市内の区間の一部が笠間市の管理下に置かれています。

路線状況



この道路は、農村部を通る笠間市内では地域間を結ぶ郊外型道路としての性格が強く、一方、水戸市内では市街地と近郊住宅地を結ぶ都市型道路としての性格を持っています。特に水戸市内では、沿線の宅地化が進んでおり、朝夕の渋滞が慢性化しています。

また、災害時の緊急輸送道路としての役割も担っており、一部区間では電柱の新規建設が制限されています。

水戸市大工町2丁目 - 同市見川
水戸市鯉渕町 - 同(一般県道友部内原線交差)
笠間市湯崎 - 笠間市住吉


別名



この路線は、古くから「岩間街道」と呼ばれています。この名称は、終点の旧岩間町(現笠間市)に由来し、地元ラジオ局の交通情報でも使用されるなど、地域で広く認知されています。

重複区間



茨城県道59号玉里水戸線(水戸市河和田町地内)と一部区間で重複しています。

道路施設



桜山橋(沢渡橋・JR常磐線水戸市緑町)
落合橋(古矢川、水戸市鯉渕町)
中台橋(涸沼前川、水戸市鯉渕町/水戸市五平町)
舟場橋(涸沼川、笠間市住吉 - 土師)

地理



通過する自治体は、水戸市笠間市です。

交差する道路



国道50号水戸市大工町、起点)
茨城県道178号常磐公園線(水戸市元山町)
茨城県道59号玉里水戸線(水戸市河和田町)
国道50号水戸バイパス水戸市河和田町)
茨城県道52号石岡城里線(水戸市鯉淵町)
茨城県道105号友部内原線(水戸市鯉淵町)
茨城県道16号大洗友部線(笠間市住吉)
茨城県道43号茨城岩間線(笠間市土師)
国道355号石岡岩間バイパス(笠間市土師)
国道355号笠間市下郷、終点)

沿線施設



茨城県立歴史館(水戸市緑町)
徳川博物館(水戸市見川町)
茨城交通鯉淵営業所(水戸市鯉淵町)
* JR常磐線 岩間駅(笠間市下郷)


まとめ



茨城県道30号水戸岩間線は、水戸市笠間市を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活や経済活動を支える役割を担っています。歴史的な背景や沿線の施設など、多くの魅力を持つ道路です。

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