茨城県道347号紫尾停車場線

茨城県道347号紫尾停車場線

茨城県道347号紫尾停車場線は、かつて茨城県真壁郡真壁町（現在の桜川市）椎尾に存在した、筑波鉄道紫尾駅と接続していた県道です。この路線は、筑波鉄道筑波線の廃止に伴い、1995年8月24日にその役割を終え、廃止されました。

路線概要

この県道は、旧紫尾駅を起点とし、茨城県道41号つくば益子線との交点を終点とする、全長152.5mの短い路線でした。その短い距離が示すように、駅と主要道を結ぶためのアクセス道路としての役割を担っていました。

起点: 真壁郡真壁町大字椎尾（旧紫尾駅）
終点: 真壁郡真壁町大字椎尾（茨城県道41号つくば益子線交点）
距離: 152.5m

歴史

この県道の歴史は、1959年（昭和34年）に茨城県によって県道路線として認定されたことに始まります。当時の路線名は、紫尾停車場線であり、真壁郡真壁町大字東山田の紫尾停車場を起点とし、県道赤浜上大島真壁線（現在のつくば益子線）との交点を終点としていました。

1987年（昭和62年）に筑波鉄道紫尾駅が廃止されましたが、県道自体はその後も存続しました。1995年（平成7年）に整理番号が347に変更され、その年の8月24日に正式に路線廃止となりました。

年表

年月日	内容
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1918年6月7日	紫尾駅が開業。
1959年10月14日	紫尾停車場線が路線認定。道路区域は、真壁郡真壁町大字東山田の紫尾停車場から同郡同町大字東山田の県道赤浜上大島真壁線交点までと決定。
1987年4月1日	紫尾駅が廃止。
1988年7月7日	一部重複路線であった県道東山田岩瀬線の旧道区間の県道指定解除に伴い、重用区間から単独路線となる。
1995年3月30日	整理番号が343から347に変更。
1995年8月24日	紫尾停車場線が路線廃止。

接続する道路

茨城県道41号つくば益子線（桜川市真壁町椎尾）

沿線

* 筑波鉄道筑波線紫尾駅（廃止）

廃止の背景

この県道が廃止された主な理由は、筑波鉄道筑波線の廃止、特に紫尾駅の廃止にあります。駅がなくなってしまったため、県道としての役割も薄れ、結果として路線廃止という形になりました。

まとめ

茨城県道347号紫尾停車場線は、短いながらも地域住民の交通を支えた重要な道でした。その歴史は、筑波鉄道の盛衰とともにあり、鉄道廃止とともに、その役割を終えました。この県道の存在は、かつて鉄道が地域社会において重要な役割を果たしていたことを物語る、貴重な証拠と言えるでしょう。

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